来週の月曜日、野田秀樹について、まとまった講義をします。
月曜日の講義のために、この数週間、準備を進めてきました。原稿はようやく昨日、ほぼ完成し、今は、Keynoteを使ってプレゼン書類に取り組んでいます。
以前、ウィーン大学で講義したときは、十分な余裕があったのですが、今回は、時間に余裕がないので、映像を埋めこむのはあきらめて、写真とテキストだけのシンプルな書類にしました。
講義のテーマは、『野田秀樹にみる言語と身体』です。
『野田秀樹と蜷川幸雄』にしようかとか、迷うところはあったのですが、結局、長年、その舞台を見続けていた野田さんについてお話することにしました。
第一部は、夢の遊眠社時代の総括です。80年代の身体論と劇場型コミュニケーションの権力性について分析します。また第二部は、NODA MAPの近作を題材に言語と身体がいかにテクノロジーによって変容したかを考えます。
プレゼン書類を作るためには、画像がどうしても必要です。研究室の資料を発掘したところ、さまざまなパンフレットや台本が出てきました。
年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。