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常滑3部作【2021】
さてさて。6月から始めました木版画紹介も、いよいよ最終回。最後は、今年5月の個展用に作成した「常滑3部作・2021」をご紹介させていただきます。
以前ご紹介した「常滑3部作・2018」と同じく、海辺にあるやきものの町・常滑の風景にそっと猫をそえたシリーズ。猫を描くのにちょっと自信がついて調子に乗っていたので、前作よりも猫の存在感が強めです。
港の見回り
時分になると釣り人で賑わう港。あわよくば、お魚など落としてくれてはおるまいか?と、見回りをする黒猫隊長。中部国際空港から飛び立ったのか、遠くの空に飛行機の影が見えます。
電纜管日和
電纜管とは、地中に埋めて電線などを保護するのに使われていたものです。なので、本来なら目にすることはないはずなのですが…傘立て、花壇の仕切り、家の塀、公園のベンチ…と、“猫も歩けば電纜管に当たる”常滑。天気のいい日はお昼寝ベッドに最適。
せっかくなので、電纜管フォトコレクションご覧くださいませ。
塀の下の力持ち
電纜管に負けじと、町のいたるところで有効活用されているのが土管。法面の補強はコンクリートではなく土管でやるのが常滑流。塀の基礎にも大活躍です。猫が顔を洗っておりますので、もうすぐ雨が降るのかもしれませんね…
(この土管部分。一番はじめに書いた自己紹介記事のヘッダー画像に使っておりまして、お気に入りであります。)
3年前と比べて
個展では【2018】と【2021】を1列に並べて展示していました。比べてみて、それなりに上達したのではないかと自負しておりましたところ、ご来場の皆様に人気だったのは3年前に作った方。作った本人がよいと思うものと、見た人がよいと思うものが同じだとは限りません。
けっこう自信作だったのになぁ…
とはいえ、出会いはスローモーション。いつかどこかでどなたかのお気に召して、お迎えいただくかもしれませんしね。その機会がこの記事だなんてことが…無きにしも非ず?
【期間限定(9/25~10/3)】今回紹介した木版画を販売します。
ひとまず、終わります。
4ヶ月に渡っての「週刊・木版画紹介」におつきあいいただきありがとうございました。現在手元にある木版画を全て紹介いたしましたので、一仕事終えた感ありますが、まだまだこれからも新しい版画を作っていく所存。また何かしらの駄文を書き連ねますので、その時は再びおつきあいいただければ嬉しいです。
個展会場でひとり待ちぼうける晴三(常滑・常々にて)
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