「反転」シリーズ
今週の木版画紹介は、砂時計を題材にした3部作。砂時計専門店サブリエ・ド・ヴェリエさんで作品展させていただいた時に作ったものです。
反転Ⅰ
砂時計…すなどけい…ひっくり返す…どうやって…?という連想の結果生まれたのがコチラ。裏表白黒のコマをひっくり返して取り合う、有名なボードゲームがモチーフになっております。
砂時計を支える丸い板が、ちゃんと白黒なのですよ。
実物も作りました。
反転Ⅱ
なんでも3部作にしたがる晴三。お次はどんなひっくり返し方にしようかな…?と考えたあげく、フライ返しでひっくり返す事にしました。
この配色は、そう、目玉焼きをイメージしてます。白身のフチがカリッとこんがり焼けてますよ。
反転Ⅲ
最後は豪快にバックドロップでひっくり返します!
なんて巨大な砂時計なんだ!!
これも、実物作りました。
国境を越えるユーモア
「次回はサラッと汗拭きシートのような爽やかさでお送りします」との予告通り、あっさりご紹介した説明いらずの「反転」シリーズ。フランスでのグループ展に参加したとき展示したのですが、フランスの皆様にもクスリと笑っていただけました。題材となっているものに共通の認識があれば、言葉がわからずとも思いを伝える事ができるのですね…!
しかしフランス語では「h」を発音しないらしいので、「HARUZO」と書いた名刺を渡したご夫人から「アルゾー?」と呼ばれ、ユーモアは伝わったけれど、名前は伝わらなかったのでした。
【期間限定(7/17~7/23)】今回紹介した木版画を販売します。
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