輪っかの中

私は同じ音楽をずっと聴き続けるということがなく、常に好きなものは更新され続ける。

1年以上同じ曲、アルバムを聴くことがない。
音楽は時代と流行に左右されて生まれるものだから、当たり前のことではあるんだけど、
一番入れ替わりのスパンが短い。

ミッシェルガンエレファントなんて、別にもう全然聞かないし。
ただ、たまに無性に欲することはあるし、
突然思い出してまたハマるものもある。

今年で28歳になるわけだけど、
本格的に音楽にハマったのがギターを始めた13歳だったとしたら、
私は15年間かけて、今の音楽の感性が培われているということになる。

そう考えると、死ぬほど浅い。
まだ、赤ん坊が高校生になるほどの時間など、
この世の音楽を語れるようになるまでには、浅すぎる、短すぎる。

この世界には知らないことが多すぎて、その分知らない音楽も多いはずで、
未来これからどんどんありえない音楽が増えていくはず。
わたしは音楽好きだと自称し自認しているけど、まだまだ、こんなもので分かったつもりになってはいけない。

最近は、知らない文化を人生に取り入れることが増えて、
例えばアイドルのライブに行くようになったり、

音楽と関係ない部分で言うと筋トレをするようになって、
自分が今まで関わったことのない人種を目の前にすることが増えました。

知らない文化だらけなのは、とても楽しくて、
毎日アップデートしていく世界に、ついていけないことが、すごく嬉しいです。

いわゆる「推し」が、私にはたくさんいるので、ライブに行きすぎて、本当にお金が足りません。
腎臓を売ります。