政府・日銀、24年ぶりの円買い介入（１）：介入は投機対策？

島田晴雄

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FRBの大幅利上げ発表の翌日、政府・日銀が24年ぶりの円買い介入を実施しました。単独介入でした。当局は投機による過度な変動対策としています。

米FRB、9月利上げ0.75％

島田晴雄

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米FRBが9月のFOMC会合で、0.75％の利上げを決定しました。6月から3回つづけての大幅かつ急ピッチの利上げで、市場では、アメリカ経済が景気後退に向かうとの懸念が高まっています。

防衛計画と安全保障意識（３）：軍も社会も脆弱な日本

島田晴雄

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防衛力の中身を検討すると、軍備が実際に機能するか極めて脆弱であることがわかります。軍も社会も継戦能力を強化し、公明党は国益に資する議論をし、公共事業は防衛目的をふまえ、学術会議は防衛強化の科学技術研究を阻害しないなどの抜本的改革を期待したいと思います。

防衛計画と安全保障意識（２）：反撃能力の中核軍備

島田晴雄

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2023年度予算から、台湾有事も想定して、「反撃能力」を踏まえた予算編成が志向されます。ここでは反撃能力の内容はなにかを考えます。

防衛計画と安全保障意識（１）：大型予算とシステム改革

島田晴雄

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2023年度予算の概算要求段階で、防衛予算は5兆5947億円で過去最大となりました。日本では予算は省庁の縦割りなので、防衛予算は防衛省が管轄する予算であり、米欧のように縦割りを超えた国家予算にしないと国家の防衛目的のために適切に機能しない欠陥があります。

バイデン中東サウジ訪問の成果は？（３）：不発の外交

島田晴雄

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8月のOPECプラスの閣僚会議は、9月の増産幅を決めましたが、それは8月の増産より少なく、バイデン政権の要請には形で応じたとしても実質はほぼゼロで、中間選挙前のバイデン大統領の最後の外交活動は不発に終わったという印象です。

バイデン中東・サウジ訪問の成果は？（１）：打算の接近

島田晴雄

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バイデン大統領が、インフレ抑制のための石油増産の要請で、中東、とくにサウジを7月に訪問しました。バイデン政権はサウジ王室に批判的なカショギ記者の殺害をムハンマド皇太子が承認したと断定してサウジとの関係は冷却していた中での訪問です。

SCOでの中露首脳会談の意味するもの2：SCOの内実は同床異夢

島田晴雄

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現在中露など8ヶ国で構成され、世界人口の半分、GDPの2割の大組織ですが、さらに拡大が見込まれています。中露はこれをG7などへの対抗軸にしたい思惑があるようですが、内実は一枚岩ではなさそうです。

SCO（上海協力機構）での中露首脳会談の意味するもの（１）：中露首脳に温度差

島田晴雄

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SCO（上海協力機構）の首脳会議に合わせて習近平氏とプーチン氏が7ヶ月ぶりに対面の会談をしましたが、両者の間には微妙な温度差があり、プーチン氏の窮状と習近平氏がおそらく西側世界との全面対決は避けようとの配慮が反映しているように思われます。

NPT（核拡散防止条約）（２）：岸田首相の思い入れ

島田晴雄

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核軍縮をライフワークに掲げる岸田首相はNPTには深い思い入れがあり、日本の首相としてははじめて再検討会議に参加し、「ヒロシマ・アクション・プラン」と称する広範で具体的な提案を行いました。

NPT（核拡散防止条約）（１）：7年ぶりの会議開催

島田晴雄

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8月、NYで、NPT（核拡散防止条約）再検討会議が7年ぶりに開催されました。ロシアのウクライナ侵略で核への脅威が高まり、NPTがめざす核軍縮には逆風が吹いています。

Truss首相は英国の未来を築けるか？（4）：鍵は”財政”

島田晴雄

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トラス政権が直面する大課題をどう解決するか、はつまるところ、彼女流の大胆な政策を実践する財源をどう調達するかの財政問題に帰着します。市場では、新首相任命と同時にポンドが下落、長期債権の利回りが上昇するなど、トラス首相の経済政策への警戒感が顕著です。財政問題が新政権の命運を左右すると思われます。