マガジンのカバー画像

海のことば、空のいろ

少し深めのエッセイ。創作にまつわるエピソード。時々、小説。 海の傍で生きてきた私のなかにある、たくさんの“いろ”と“ことば”たち。より自然体で紡いでいけたら、と思います。
いつもより深めのエッセイ、創作インスピレーション、創作小説等を月4本以上、ランダムにお届けします。…
¥500 / 月
運営しているクリエイター

#日記

【枯れない花】

碧月はる
2年前
35

【地獄を見据えた先で】

鼓膜から脳内へと伝わる音楽をひとり噛みしめながら、秋の空を見上げていた。温かい言葉と、救…

碧月はる
2年前
33

【新しい記憶の欠片〜私の家族】

サイレンの音が、遠くから聞こえていた。あの音を耳にすると、嫌でも昔を思い出す。 赤い点滅…

碧月はる
2年前
36

【コントラスト弱めの日常】

徒然なるままに、日々のよしなしごとを書きつけたい衝動に駆られた、穏やかな昼下がり。久方ぶ…

碧月はる
2年前
32

【皮を脱ぐ】

透明度の高い海を見ると、故郷を思い出す。忌まわしい記憶より、美しい景色を懐かしむ時間が増…

碧月はる
2年前
33

【仙人草~共通言語で話せない生き物に、私は安堵する】

花色のなかでは、白にもっとも惹かれる。理由は特にない。幼い頃から白花がすきで、それが「な…

碧月はる
2年前
37

【コントラスト弱めの日常~ちゃんとした大人になれない】

昔から、よく転ぶ子どもだった。おそらく、運動神経を母のお腹の中に置き忘れてきたのだと思う。何の障害物もない平坦な道でも転ぶくらいなので、坂道や凸凹道ではさらにその確率は上がる。

【舞い踊る影と光に焦がれて】

金魚を見ると、夏が来たなぁと感じる。 幼い頃、両親に夏祭りの縁日に連れて行ってもらった。…

碧月はる
2年前
34

【そのことを忘れそうになった夜には】

記憶の糸は、自身が意図しない形であちらこちらにつながっている。良い記憶も、悪い記憶も、な…

碧月はる
2年前
39

【今の私にできる、最大限の】

「お母さんのことすきな人ー?」 ちびが、青空に向かって声を張る。自分が出した質問に、自ら…

碧月はる
2年前
39

【薄い瘡蓋】

他愛もない穏やかな日常の中に、しあわせはいくらでも転がっている。ありふれた日々こそが、ず…

碧月はる
2年前
37

【願いごと】

木漏れ日のなか、手をつないで歩く。たったそれだけで泣きたくなる私は、おそらくまだ、相当に…

碧月はる
2年前
36

【あなたがいたから】

碧月はる
2年前
28

【正しさと絶望の狭間で】