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【自己開示】嫌われるかもと恐れることなく相手に自分の嫌なことは伝えよう。

こんにちは。

春野太陽です。


ふいにこのテーマが思いついたので

一筆まとめてみたいと思います。


先日、スピリチュアルにはまった友人の記事を出しましたが、

彼女から「私は昔から自分のことを話すのが怖い。本当の自分がなにかわからない。」

「太陽は昔からハートがオープンな人なんだね」

と言われました。



言われて過去を思い返すと私はかなり積極的で相手に対して割と最初からオープンな性格。

小学生の頃から、

自分がメガネを利用していることや

自分が日中ハーフであるということなどに対し

「うちのあだ名はメガネザルでよろしく〜!」「チャームポイントは欠かせないメガネ👍」「私ハーフだけど中国語喋れません〜wwww」

のように【自分が持っている他人と違うもの】を

『少数派のネガティブ』と捉えたことがなく

『自分にしかないすごいところ』と考えていて

クラスのみんなを笑わせるくらいにポジティブにネタにして自己開示していました。

自分について語ることに恐れがなかったみたいです。

毒親に否定されて生きてきたので

『自分は自己肯定感が低い人間だ』

と思っていましたが(もちろんその傷はあるし治療中)、

私の生まれ持つ根本の性格には

【自信】や【肯定】が強く備わっていたのだと

このことで知ることができました。



そんなこんなで、『改めて自分は自己開示が上手いんだなぁ』と客観的に気づけたのですが、

自己開示が得意だとはいえ、

なかなか相手に『やめてほしい』とか『嫌』とか

ネガティブなワードって伝えるのは怖いですよね。

でも、自分の嫌を伝えることって本当はすごく大事なこと。

具体的に相手に『やめてほしい』『それは嫌』

などと伝えたエピソードについて、

その後の関係性も含めてご紹介します。


①頻繁にデートを提案してくれた彼氏に伝えた『嫌』。(嫌を言えるようになったきっかけ)

もともとのインドア派に加え、家での嵐鑑賞・精神疾患による引きこもり状態、バイト代不足という私に対し、

彼はカメラが好きでバイト掛け持ち、貯金貯めて大学生のうちに全国旅するぜの根っからのアウトドア派。

たくさんのおもしろスポットを提案してくれていました。

でもやはり私は
『興味はあるけど予定がわからないから』
『ちょっとバイト代入ったらもう少し考えるね…』

と遠回しに誘いを濁そうとすることが

何度も何度もありました。

はっきりYESとはいえないのですが、だからといってNOとも言えなかったのです。彼に嫌われたくなかったから。そして優しさを裏切りたくなかったから。

でもある日彼からそんな私に気づいてなのか、『興味がないとかお金がないとかで行きたくないならはっきり言っていいよ。それで怒ったりする器じゃないから。』

『外出が好きなのは俺の性格だし見つけてきたスポットも俺の趣味だろうから、あなたが行きたくないと思うところなら無理に連れて行かないよ。※1はっきり言ってくれないと俺も相手の気持ちわからない人だからよろしくな。』

(※1彼はASD/ADHDで、「俺人の気持ちを傷つけちゃうみたいだから、嫌な思いしたらすぐに指摘して。直すように頑張る。」ともともと言ってくれていた。けなげでいいやつだよな。)

などと言ってきてくれました。

結果的に、

私も『どれも楽しそうな場所だから行きたい気持ちは本当なんだけど、体調のこととかお金のこととか考えると出かけたくない時もあって…今まで濁してたけど行けない時はちゃんと言うようにするね』と約束。

それ以来は、はっきりと行ける行けないを伝えられるようになり、

自己肯定感が高い彼は『おれはあなたに最強のデートプランをプレゼンできる男だからよ👍臨機応変になんでも対応できるから!』

『あなたがお金が使えないなら無料スポット巡りはどうよ!工場見学とかしようぜ!』

などと、カップルデートのイメージからだいぶはるかにぶっとんだ地味目でみんなが知らないスポット(目黒寄生虫館とか笑)を

2人で『絶対普通のカップルじゃ来ないよねぐふふ!』となりながら回る楽しいデートができるようになりましたとさ。(青春ののろけ)

こういう性格の彼と出会ったからこそ『相手の提案を断っても嫌われないんだ』と人生で最初に思えた場面であり、

『嫌をきちんと伝えることも大事な人との信頼関係を築くための大きな要素だから心がけよう』と思ったきっかけでもあります。

②絶縁した父の情報を伝えてきた友人に伝えた『嫌』。

私の実家と、私の友人の実家は、真隣。

幼い頃から「醤油を借りる」くらいな勢いで

2人でよく、作ったお菓子やおかずを互いの家に届ける仲でした。

私が絶縁して実家から出てからわりとすぐ、

2度ほど「今日の昼、太陽のお父さんに会ったよ」などと連絡が入ることがありました。

その時は『そうだったんだね』とだけ返してそれなりに対応していました。

とある日、「昨日太陽の実家の前に救急車止まってお父さん運ばれていったよ」と報告されて

そのときはさすがに返信に困りました。

『心配だね』や『大丈夫かな』などと返すべきか?いや、私は別にそんなこと1ミリも思ってないしこういう報告今後も続いたら正直困る。

そして彼女にはっきり伝えました。

『血は繋がっててもあの人はもう私の親じゃないし、あの人から逃げるために絶縁したし、父親の状況報告されても私には何もしようがなくて返信にも困るんだ。あの人が病気になろうがどうなろうが知ったこっちゃないし今後父親に関する報告は送ってこないでほしい。お願い。』

その後は、彼女からは私の実家に関する報告が送られることはなくなり、

いつも通り友達同士のたわいない会話だけに戻ることができました。

(※毒父には弟(私の叔父)がいてそこから毒父の救急車の詳細情報は後日確認できたので問題ない。)

③欠勤のたびに心配の連絡を入れてくれていた職場の方に伝えた『嫌』。

私が2023年の8月に障害者雇用で入社してから、

職場の一部の方は事情を詳細に知っており、

その中の1人の方が、欠勤のたびに私に心配メールを送ってきてくださいました。

「大丈夫?」から始まるメールですが、

やり取りがいつまで経っても終わらない…。

しばらくは様子を見ながら対応していましたが、

1~2ヶ月ほど経ってその方の性格がなんとなくわかってきた頃を見計らってお伝えしました。

『非常に申し上げにくいんですが、連絡の頻度を落としていただけるとありがたいです。
やり取りの往復が続くと結局休めないので…。欠勤も多いのでその度に体調聞かれても答えようがないというかキリがないので…。』

『心配してくださっているという気持ちはすごく伝わっているのでなかなか言いにくかったのですが。』

と伝えると

「そうだったね。ごめん、了解」とご理解くださり、

その後は、欠勤のたびに必要以上に心配の連絡が送られてくるということはなく、

なにか私の顔色が悪そうな時や仕事がうまくいってなさそうな時を見極めて、声をかけて相談に乗ってくださるようになりました。

④年明けの災害のニュースをLINEで送ってきた方に伝えた『嫌』。

職場には他にも仲良くなった方がいて、

この年始にカフェに行こうと約束をしていました。

その方とLINEをしていると

『いまテレビ見たら飛行機が事故で燃えてる。年明け地震から引き続き災害が続いてるよ💦』

などと送られてきました。

なんてことない世間話の会話ですが

私にとってはデリケートな話題でした。

『ショッキングなニュースはフラッシュバックやパニック症状や鬱状態を引き起こす可能性があるから、できるだけそういうものは目に入れないようにする』

と心がけている私にとって

そのLINE通知は反射的に『見てはいけないもの!』とおもい、通知を消して3日ほどスルーしました。

でも、お相手にとっては『さっきまで普通にやりとりしていたのになんで急に返事がないんだろう?』と不安になったりする要素になると思ったので、

その後
『ショッキングなニュースはフラッシュバックなど心身に異常をきたす恐れがあるので見ないように控えています。なので今回はあえて返信をしばらくスルーしていました。何も言わずに返信しなくてすみません。』

と正直な事情をお伝えし、

お相手からも事情への理解の返事をいただきました。

その後も変わらず仲良くやり取りをしており、

また次回のカフェの約束をしているところです。


私が素直に嫌なことや困ることを伝えた後、

どのエピソードでも互いに気持ちを寄せ合い円満に終わっています。


もちろん、【関係性・タイミング・言い方】

などはよく考えて発言しないとならないので

「誰でも彼でもどこでもそこでも自分の主張すりゃあいい」

てことにはなりませんが、

『これからもいい関係性を築いて長くお付き合いしていきたい方』であればあるほど

【自分の好き嫌い】なども表現して、伝えて、話し合って、分かち合うことで、

一方だけが我慢し続けたりすることなく、

ほどよく互いに尊重し気を遣いあいながら

素敵な距離感を維持していく事につながると考えています。

そして、私の表現した複雑な事情や気持ちを

受け止めて理解してくれたみんなには本当に感謝だし、

それこそが【本当の仲間】といえるものかと思います。


自己開示するほどでもなく浅く広く話せる関係の人を数人と、

自己開示をして狭く深く悩みをそっと聞いてくれる関係の友達を数人、

それぞれ作っておくと、人間は生きやすいです。




2024.01.12(Fri)
春野太陽

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