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【読書記録】「水上バス浅草行き」は私の名刺代わり

今回のnoteでは、短歌集「水上バス浅草行き」を読んだ感想を紹介します。

この本は、一万円選書に入っていた1冊。私の本棚に、初めて歌集が仲間入りしました。

一万円選書とは
ひとことでいうと「本の福袋」のようなもの。事前に回答したカルテの内容をもとに、担当の書店員さんが予算1万円で、本を選んでくれます。

まず、表紙を一目見た瞬間「好き」って思った。

手描きのゆるいイラストに、パステルカラーじゃなく、あえて蛍光色を合わせているところが憎いんだよね。

しかも、私の好きな色トップ2であるピンク&イエローのコンビ。

表紙を見た時点で、「これ、絶対私が好きな本だ」と確信しました。

ページをめくって、順番に短歌を味わう。この本と出会わなければ忘れていただろう景色や感情が押し寄せてきた。

ページをめくれば、めくるほど、好きが色濃くなって、読み終えるときには、好きが大好きになっていた。

誰かに好きなものを聞かれたら、「この本に全部詰まっていますので、ひとまずお読みください」と、名刺感覚で差し出したい。

そんな1冊です。

追記
お風呂から出て、寝るまでのあいだ、何気なく開いたページの短歌を読むのがとてもいい。

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春野なほ|エッセイスト・ライター
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