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「ま幸(さき)くあらば」~有間皇子の思いとは。
ネットニュースに興味深い展示が載っていました。
画面越しの画像でも、非業の死を遂げた皇子や王(きみ)の人生、その思いが伝わってきます。
AIはダウナーを嫌うのか、明るい色調の生成画像が多かったのですが、生成物からチョイスして、雰囲気に合いそうなものを張ってみます。MicrosoftCopilotによるAIアートです。
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以下は、このような結果が待っていたなら...…と思った生成画たちを。
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有間は若者でした。人生を謳歌し、友と語らう。そのための祈りが「磐代の浜松の枝を引っ張っり結ぶ」ことであった。私はそう信じたいと思うのです。
歴史は後の世の人間、言葉を重ねれば「勝者」が綴るもの。書かれていることと、書くことができなかったこと。その双方を思うのが「歴史を振り返る」ということなのかもしれません。
有間皇子が遺した歌は万葉集に残されています。静かで哀しみを讃えた歌であると思います。
「ほぼ日刊イトイ新聞」に里中満智子さんのインタビューが掲載されていました。「天上の虹」で描かれた有間の姿、和歌も漫画となって掲載されています。
人形を作成された永瀬さんをXにて紹介した中田文花さんのポストがありました(展示の切欠、その発端となった紹介をされた方とのことです)。
「陽狂す」永瀬卓作
— 中田文花 (@nakatabuncho) July 22, 2024
この狂気を装う有間皇子は今回は出品されていないので、写真でご紹介。はあ…静謐な美しさに胸を打たれます(※ご自宅で撮影されたもの)
永瀬さんは有間皇子を5体制作されています。そのうち2体が平城宮いざない館に来てますので是非ご覧ください。 pic.twitter.com/MTFZ3ZaKBN
万葉集にある有間皇子の和歌、二首を引用いたします。
有間皇子の自ら傷みて松が枝を結ぶ歌二首
家にあれば笥にに盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る(万2-142)
磐代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた還り見む(万2-141)
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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<©2024春永睦月 この文章は著作権によって守られています。AI画像はフリー素材ではありません。無断使用及び転載等はお断りいたします〉
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