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映画回想録

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#クロード・ルルーシュ

私の映画遍歴 最終回&ベスト10

最後に私の日本映画遍歴について語りたいのですが、これがお恥ずかしい事にあまりないのです。それでも一押しはやはり黒澤 明監督の「七人の侍」ですね。小学生の時に親に「赤ひげ」を観に連れて行かれました。若大将が出ていたので喜んで観ていた記憶があります。その後ひと通り黒沢映画を観ましたが、その中でも「わが青春に悔いなし」「天国と地獄」「生きる」などはまだ若かった自分の生き方にも影響を与えてくれた作品たちです。 その後、小津 安二郎、山田 洋次ときて、その後がないのです。強いて言えば岩

男と女(私の映画遍歴 No4)

気狂いピエロと時を同じくして当時印象に残った映画があります。 それはクロード・ルルーシュ監督の「男と女」、中学生にして初めてベッドシーンに遭遇したという点でも記念すべき映画でしたが、あまりにも美しい映像美の中ではリアルさはそれ程感じずに済みました。ご覧になられた方も多いと思うので、これ以上の言及は差し控えさせていただきますが、一つだけ思い出深いのは、主人公の女性の元夫でスタントマン役をやったピエール・バルーについてです。この映画の音楽もフランシス・レイと共に担当していますが、