ASDのぼく、大学生なのに中学生になる。【自主夜間中学】
タイトルを読んで、意味不明だな?と思った方がほとんどでしょう。血迷ったのか?と。違います。僕は今教育学部に通っております。でも、この度中学生になる事が決まりました。
!?
中学生といっても、僕が通うのは自主夜間中学という場所です。そこは過去に義務教育を満足に受けられなかった人達が通う中学校。
半数が戦争の時代を生きていた高齢者。
外国人で日本を学びたい人。
不登校や障害で満足に学校に通えなかった人。
僕は障害で満足に学校に通えなかった。という部分に該当し、通えることになりました。
まあ学校というよりかは、個別塾に近いですね。僕は主に算数と理科を教えてもらうことになりました。
僕は算数障害の傾向があり、小数点や分数がいまだに理解出来ないんです。消費税とか、割引とか。そこから後は全く分かりません。
でも、できるようになりたくて。というのも教育学部に通っている身ですが、他の同級生と比べると、理系科目のみ、他の子達と学力が雲泥の差が開いていることに気がついたんです。
文系は全然行けるのに。
算数が分からないまま大人になりたく無いと思い、自主夜間中学に通います。
どんなところか?
教員は、定年退職した元教師の人たちです。校長先生も経験している人もいて、定年してまで教えるボランティアに参加するのは素敵だなーと思っていました。
何人かそういう教員の方がいて、例えば国語を習いたい生徒がいたら、国語が得意な先生をあてがって、算数なら算数専門の先生をあてがって個別に指導していく感じです。
そこの主催者の方は、何と元特支学級の先生だったようで、柔軟に環境を調整してくれる人でした。皆優しい人達です。
こんな色々な人種が集まる場所は、まさにインクルーシブだなと感じました。障害児と子どもが共に学ぶのは叶わないのかな?という疑問も浮かんだり。大学の研究でも良い視点をもらえそうで、これからが楽しみです。
ちょっと懸念点
教員は障害を柔軟に理解してくれるが、障害についての情報がちょっと古い事が多いのが気がかり。今アスペルガーって言わないんだっけ?とか。養護学校じゃ無くて特別支援学校って言うんだ?今は。とか言ってたり。
だからと言って偏見は無いので安心はしました。
これから算数をちょっとでも理解できるように頑張りたいです!