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アフリカン・スクラップ・ブック

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あのアフリカとはあまり関係がない個人的出版レーベル「アフリカキカク」の雑記帳。
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記事一覧

書き手の語る『アフリカ』最新号(vol.35/2023年11月号)

現在、ノンビリ発売中の日常を旅する雑誌『アフリカ』最新号(vol.35/2023年11月号)ですが、…

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【特集】『アフリカ』vol.35(2023年11月号)のライナー・ノーツ

でも実際に映画を撮ってみるとしよう。すると、映画を作る必要などない。キャメラが廻り始める…

訃報

アフリカキカクより、心をこめて、お知らせします。2006年のスタート以来、17年にわたって『ア…

光の季節へ

オートバイの音は消えたが、滲みるような音があって、空から下ってくるようにも、頼りない感覚…

【特集】『アフリカ』vol.34(2023年3月号)のライナー・ノーツ

わたしはこまって、どぎまぎして──未来のことはわかりませんよ、と答えた。概括するというこ…

3年後の『音を聴くひと』

分かってあげられない。しかし分かっていないことは分かっている。(梨木香歩) ある方から教…

その先にある風景を、こどもたちと共に〜加藤友美子『月と太陽の子どもたち』のこと

このアカウントでは元旦に書いて以来です。いかがお過ごしでしょうか。 その時に書いた通り、『道草の家のWSマガジン』を1月、2月と続けてリリースして、そのたびに「WSマガジンの会」というウェブ会合をやったりしながら、『アフリカ』次号に向けても動き出していましたが、3月には仕上げられそう。 つまり今年は再び、書いたり、つくったりすることが活発になっています。 そうなるとここ(note)で書く方は疎かになりますが、それでもいいんだよ、というふうにも思いつつ、でもこういうところ

小さな運動体の上で

近しい人を亡くした人、絶望の淵に立っている人のよりどころとなるのは、まさに日常そのものだ…

『道草の家のWSマガジン』vol.1(2022年12月号)をリリースしました!

とはいえ歩いているとふと、何かの前兆に打たれる。(ヴァージニア・ウルフ『波』、森山恵・訳…

ワークショップ・マガジンを始めよう!

倦怠から仕事をする人がいるように、私はなにも言うことがないから、物を書く。ものを考えない…

作家とはなにか

自らの内へおはいりなさい。あなたが書かずにいられない根拠を深くさぐって下さい。(リルケ)…

予感は常に

打ち合わせというのは、軽く、に限る。実際にやってみなければわからないことは多い。始めるま…

やっぱり、何か始めるときには

言葉は目に見えないもの、その場には欠けているもの、望まれているもの、あるいは恐れられてい…

書いたり読んだりするワークショップの"作戦会議"への招待

私がいまも書きつづける理由は、それ以外にはない。耳を澄ませば、かつて人の気配がないと思っていたあの場所に、すべての人間の眼を素通りし、誰からも見られず語られることもない無数の生の気配がざわめいていた。私はなにも見えていなかったのだ。(竹内万里子「写真のそばで」/『図書』2022年5月号) 昨日は「再開しようとするのはやめて…」と書いたのでしたが… 「文章教室、再開するんじゃないんだ?」と言われたら、口ごもってしまう。まあ再開するんですけどね、なんて言ってしまいそう。再開す