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📚11月の読了本

椿宿の辺りに
著:梨木香歩
朝日新聞出版

「家の治水と私の三十肩と鬱…… 自然、人間の体、こころ―― 入りくんだ痛みとは何か問う、五年ぶりの傑作長編」「皮膚科学研究員の山幸彦は先祖の地、椿宿へ向かう。ふたごの鍼灸師、稲荷のキツネ、古事記にこだわる祖父、屋根裏にあった書きつけ『ℱ植物園の巣穴に入りて』……」(帯より)


私の盲端
著:朝比奈秋
朝日文庫

「女子大生の涼子は病気のため人工肛門になったことで生活が一変する。その意識と身体の変容を執拗に描き読者の内臓をも刺激する、現役医師による衝撃のデビュー作。へき地医療で出会った村民の生死を描いた第7回林芙美子文学賞受賞作『塩の道』も併録。」(背表紙より)


サンショウウオの四十九日 📖読書ノートあり
著:朝比奈秋
新潮社

「伯父が亡くなった。誕生後の身体の成長が遅く心配された伯父。その身体の中にはもう一人の胎児が育っていた。それが自分たち姉妹の父。体格も性格も正反対の二人だったが、お互いに心を通い合わせながら生きてきた。その片方が亡くなったという。そこで姉妹は考えた。自分たちの片方が死んだら、もう一方はどうなるのだろう。なにしろ、自分たちは同じ身体を生きているのだから――。」(帯より)


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