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イベントって面白い!~多様な価値観に触れることができる機会~

2021.12.9 Thu

「関東のお米は美味しくない。多くのお店で安いお米が使われていて、お米が美味しくないと思われてしまっている気がする。それが米の消費量を下げて、みんなお米を食べなくなり、美味しいパンを食べたり他のモノで代用してしまっているのではないか。」
「そういう負の連鎖が循環してしまうと、せっかく地方で美味しいお米を作っていても、需要が少ないからどんどん米農家を行う人の数も減ってしまっている。実際に、田んぼの面積も昔に比べて大きく減少している。」


今日、東京ビッグサイトで行われているエコプロというイベントにお手伝いとして参加してきた。

日本全国さまざまな企業や団体が、それぞれ独自に行なっている地球に優しいエコな取り組みを展示形式で表現するイベントで、思っていた数倍面白いイベントだった。

冒頭の言葉は、今日最も印象に残った愛媛の農家の方の言葉である。

今日本で起こっている米の消費量が減少している問題で、初めて農家の方のリアルな声を聴いた気がする。すごく響いたと言うか、そのとおりだよなって思った。

今までは、お米の消費が減ってパンの消費が増えているんだな~という事実しか知らなかったけど、農家の方にはやっぱり熱い思いがある。

自分たちの自慢のお米であり、絶対的な自信があるからこそ、もっと多くの人に美味しいお米を食べてもらいたい。そう心から思っているのだろう。

この話を聴いたことで、自分も初めてお米の問題について考えるきっかけになったから口を大にして偉そうなことは言えないけれど、やっぱり知ることや理解することは大切だよなって心から思えた。

イベント形式で多くの展示が行われているけど、そこで展示している方々の話を聴いてみると、皆さんそれぞれが熱くて強い思いを持っている。

自分の地域の魅力を嬉しそうに語る2つ上の女性がいたり、島に移住してその地域の良さを伝える取り組みをしている2つ下の男性がいたり。

展示に参加している一人ひとりにその人独自のストーリーがあり、強い思いがある。

自分も今回、そんな人達とたくさんお話することができて、新たな視点ができたし、発見や気づきもあった。

そして何より、こうやっていろんな思いを持った人たちと関わることの大切さを改めて認識することができた。

自分が普段なんとなく生活している環境だけだと触れることのできないような価値観に出会うことで、自分の世界も広がったように思えたし、もっと知りたいって思えるようにもなった。

今まで、そういったイベントに参加したことはなかったし、興味もなかったけど、せっかく身近に素晴らしい機会があるのなら、今後も定期的に色んな思いを持った人たちと交流をしていきたいなと思った。

そこで学んだことや気付きを、次は自分の言葉で誰かに語り継いでいく。

そんな循環を作っていくことで、もしかしたら大きな何かを動かすきっかけができるかもしれない。

そんな無限の可能性もあるんだということを楽しみながら生きていきたいと思う。



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