見出し画像

勇気とは〜小学1年生の彼から学んだこと〜

2022.4.5 Tue

年上で体の大きさもひと回りも二回りも大きな上の学年の選手に果敢に挑み、倒れてもすぐ起き上がっては、またボールを奪いに行く。

その目は真剣で、獲物をする動物のような鋭い目。

彼は当時小学一年生である。

以前教えていたスクールで印象的だった彼。

その時は単にすごいなとしか思わなかったけど、今は捉え方が違う。

自分も今、あの時の彼と同じ立場のような気がする。

周りの環境には経験豊富な仕事のプロたちがいて、自分よりも能力も経験もひと回りも二回りも大きな先輩たち。

そんな大きな先輩たちに、自分は必死こいて戦えているだろうか。

職場の人たちは仲間でもあるけど、同時に、共に戦いあい成長を目指すライバルでもある。

それは、サッカーと変わらない。

自分もゴールを決めて結果を残さないと、組織に貢献できない。

彼のようにチャレンジできているだろうか。

勝てる確率は低くても、それでも挑むマインドがあり、それを行動で示せているだろうか。

無理だった時、諦めていないだろうか。

彼のように何度倒されてもすぐ起き上がり、もう一度ボールを奪いに立ち向かえているだろうか。

全く自分はできていない。

失敗を恐れている。

負けたくない。

だから、負けないように戦わないようにしているのかもしれない。

こんなことを述べていると、人と比べてはいけない。
他人は他人。自分は自分というふうに思うかもしれない。

それはそうだ。

でも、今話している論点はそこではない。

正直勝ち負けなんて存在しないし、相手を倒そうだなんて思ってはいない。

大切なのは、そう思うだけのやってやろうという気持ちがあるかどうか。

他人の能力と比べるのではなく、目の前の困難や壁に真摯に向き合い、どうやったら乗り越えられるかどうかを考え、行動に移すこと。

その時たまたま、他人の存在が不都合に思えてしまい、勝手に敵意識を持ってしまうだけ。

本質から目を背けてはいけない。

目の前の敵はなんなのか。

そもそも、敵は本当に存在しているのだろうか。

そうやって時に疑い、時に己を信じながら目の前の本当の壁をどう乗り越えていくのかが最も大切なこと。

実際、自分が抱えている問題をきちんと整理すると、案外シンプルなものだったりする。

それでも、疲れている時や精一杯の時はそんなことを考える余裕がなくなってしまうのだろう。

だからこそ、創造力こそが1番の武器であり、刀や包丁のように日々大切に磨いたり管理しておかないといけない。

創造力という武器を錆びさせないで、最大限効果を発揮するためには、自分自身を大切に管理することが重要。

異常な状態に自分を追い込んでしまえば、創造力は使い物にならなくなってしまう。

創造力という武器を最大限発揮させるために、自分自身を大切に管理することを心掛けていこう。

そのベースがあった上で、彼のような勇気を持って目の前のことに果敢にチャレンジし、何度倒れてもすぐに起き上がれるだけのタフさを磨いていきたい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?