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やらないを決める

こんにちは。
キャリアコンサルタントの小川はる子です。

本日のテーマは
「やらないを決める」にしました。

◆それはサインかも
特に何もないはずだけれど、気持ちが落ち込んでるとき、うっすら不調なとき、モヤモヤしているとき。それでも仕事がたっぷりある日。こんなふうに思うことありませんか?

・コーヒーを飲んで一踏ん張りしよう
・アップテンポの曲をかけて気分をあげよう
・好きなおやつで自分の機嫌をとろう
・ここが頑張りどきだからやらないといけない
・気合いが足りないんだきっと気合いだ気合い
・この状況を私がなんとかしないといけない

それ、頑張りすぎているよのサインかも。さまざまな工夫をして、乗り切るのも悪くありませんが、頑張りすぎは禁物です。頑張ることは、私ににとってある意味では楽なんです。そういう頑張りは、本質に目を向けずに「頑張る自分」に酔いしれているから。でも、そういう頑張りは続きません。続けていくと、必ずどこかで強制ストップがやってきます。
そうなる前に、もしかして頑張りすぎているかも?と立ち止まり、自分のちょうどいいバランスを点検します。

◆足すのではなく
こういうとき私は、なにかと工夫してしまう。現状になにかを足すことで、その場を考えかたになりがちです。なにがいけないんだろう?これを変えてみよう、あの方法を取り入れてみよう、こんな工夫をしてみよう。自分の中にある「なぜか気持ちが落ちている」を棚に置いて、足すことばかりに専念してしまう。私はそういうことが多かったように思います。足すのではなく引く。つまり「やらないを決める」のをオススメします。ちょっと勇気がいることもあるかもしれませんが、これが効果覿面だったりします。こういう時期、私がやらないと意識するのがこちらです。

・気分をあげるのをやめる
・残業をやめる
・同僚のフォローをやめる
・がんばり笑顔をやめる
・すぐに反応するをやめる
・自分がやらなくてはをやめる

要するに「気持ちが落ちているのを許す」いつか必ずあがってきますから。そのときまで待ってあげる。それでもいいよ〜と放っておいてあげる。いつも同僚のフォローばかりしている人であれば拾うのをやめてみる。いつもよく気がついて、すぐに行動できる人はやめてみる。どんなときも、笑顔で周りを包み込んでいる人は、笑顔をやめてみる。いつも残業している人は、残業をやめてみる。そんなの周りになんて思われるか・・・不安になる人もいるかもしれません。普段、何気なく当たり前にやっている中に、本当はちょっと頑張ってやっている・・・そういうのありませんか?それに気づくためにも、ぜひ試してみてほしい。1日くらいやめてみても、周りから非難されるどころか、誰もそれにすら気づきません。それを体感してみる。実験してみる。誰も気づかないことに驚くし、それでも気づいてくれる人は大切にすべき人です。自分がどれだけいろいろなものを抱えていたのか、理解する手掛かりにもなります。

気持ちが落ちているときに、無理にあげるのをやめる。そういうときには、あれこれ足すのではなく、やらないことを決めて、いつもより省エネでいきましょう。新しいことに取り掛かるよりも、いつもの業務をただただ粛々とやる。周りに対する対応も、過剰なことはせずフラットを意識します。私は、自分に染み付いている癖に気づきました。和ませたり、笑わせたり、安心させたり。ほぼ無意識レベルでやっています。でも、自分が落ちているときまでやらなくていい。それに気づくと楽になります。落ち込みが解消されたあとも、今までよりも自分を大切にできるようになりました。

それではまたお会いしましょう。

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