はるから日誌_07 食いしんぼうの理由
こんにちは。心をマッサージするような一冊をお届けする本屋「はるから書店 」です。
前回のnoteやインスタ等でもお知らせをしていますが、改めまして!来週7/18(月祝)から、はるから書店が初めて主催するブックフェアを開きます。
【食べることは生きること・食の本とイラスト展】
●会期
2022年7月18日(月祝)~7月24日(日)
12時〜19時(最終日は18時まで)
水木:お休み
●場所
下北沢・BALLOND'ESSAI ART GALLERY 3F
(BOOKSHOP TRAVELLERと同じ階です)
人にとって毎日欠かせないもの、それが食。
嬉しいときも悲しいときも、おいしくごはんを食べれば、きっと明日も生きていける。そう、食べることは生きること。
本は心に栄養を与えてくれるもの。嬉しいときも悲しいときも、明日をちょっと生きてみようかと思えてくる。
食で身体に、本で心に栄養を。おなかの空くような、そして心をマッサージするような一冊をお届けします。
なぜ食をテーマに?
食いしんぼうだから!の一言に尽きるとも言えるのですが、私が食を大事にしたいと思ったキッカケはいくつかあります。
もう随分前のことですが、20代、初めて就職した頃、慣れない仕事の忙しさから、私の生活はとても乱れていました。
特に影響を受けたのは食。お昼ごはんを食べ逃してしまったり、時間のない中で手軽に取れるものを急いで口に放り込んだり。昼食中も電話を取らなければならなかったため、いつも何処か緊張しながら休憩時間を過ごしていました。
そんな生活が一年続いた頃、私は、何かものを食べるとおなかが痛くなるようになってしまいました。
食べるとおなかが痛くなる、だから食べない、食べないから体力がもたない、だから食べたい、でも食べるとおなかが痛くなって動けない。
結局、キリの良いタイミングで私はその仕事を辞め、3ヶ月ほど休養することにしました。
家族や友達とゆっくり食事をできるようになり、きちんと栄養を取れるようになった私は、少しずつ元気になり、体力も戻ってきました。
このとき、私は食の大切さを思い知ったのです。
食卓を囲めばそこはファミリー
もう一つ、そのとき感じたことがあります。それは、食卓を囲んだその時間・その空間って、なんだか家族みたいだなぁということ。
仕事を辞めた後、仲の良い友人宅へ泊まりに行った私は、そのご家族と一緒に夕飯をいただく機会がありました。
友人のお父さんが帰ってくると、皆でいそいそとテーブルを用意。ランチョンマットやお皿を並べ、その日の献立はクリームシチュー。
「もっとくっつけちゃおうか」とお父さんが提案し、アジャストできるテーブルをギュッと縮めると、友人、そのご両親、私の4人で円卓を囲むようにその日の夕飯をいただきました。
親子や夫婦の何気ない会話を聞きながら食事を楽しんでいると、なんだか私も、今日はここのおうちの一員に加わった気分に。楽しくあたたかい時間に、お腹も心もすっかり満たされました。
そしてふと思い出したんです。
私は幼い頃から父親と別々に暮らしていました。「家族」というものを実感する瞬間は、毎年、大みそかのとき。父・母・私の3人でカレーライスを食べるひとときだったんです。
家族も友達も、もしかしたら初めましての人とだって、美味しい食卓を囲めばそこは一時、ファミリーの時間。おなかのあたたまる、心があたたまる食卓の時間。
そのことに気がついてからずっと、食は私にとって大切な要素なんです。
【イラスト展も同時開催!】
今回のブックフェアでは、はるから書店のロゴマークを制作してくれたイラストレーターSemoさんのイラスト作品も展示予定です。
爽やかなデザインに仕上げていただいたチラシも、Semoさんによるもの。会場ではどんな絵が見ることができるのか、私もすごく楽しみ……!!ぜひご一緒にお楽しみください。
今回のイベントでは日々「食」に関わるお三方にも選書のご協力をいただきました。そちらはまた、インスタ等でお知らせしていきますね。
皆さまのご来場を、楽しみにお待ちしています!!
(写真協力:木暮萌)
【食の本とイラスト展】
2022年7月18日(月祝)~7月24日(日)
12時〜19時(最終日は18時まで)
水木:お休み
●場所
下北沢・BALLOND'ESSAI ART GALLERY 3F(BOOKSHOP TRAVELLERと同じ階です)