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【私の本棚#2】お探し物は図書室まで


仕事や人生に息詰まりを感じた5人の登場人物が訪れた街の図書館での物語。「会話」テンポ、やり取りがとても心地よく一気に読んでしまいました。私もちょうどいろいろあってお仕事を休職中なこともあり、自分のことのように感じたり、背中をそっと教えてもらった。また子育ての手ごわさに、自分の仕事に、家庭のことに悩む女性についても、私の妻と重なる部分もあり、一言一言噛み締めた。

いろんな小説を読んでいるけれど、最近わかってきたのは私の心に響くのはストーリーというよりもどちらかというと「人と人との会話」だったり「人の心の描写」だったりする。そういったところにとくにメッセージを込めた作家さんの作品はただ面白いじゃなくて、心に響く。

「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」

お探し物は図書室まで

そんな読み方をしていきたい。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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