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現職に厳しかった選挙

総選挙が終わった。

私の政治への関心・知識はたぶん一般的より少し低い程度だと思う。
選挙には足を運ぶし、テレビ報道に出ている分は見るが、
自分から積極的に各党について調べて知識を持つ
ということはしていない。

今回政党を決めたときも
自宅に投函された、ざっくりとした広報を少々読んだ程度。
TWが続いてる中、街頭に出ることもなかったので、
これまでの国選の時のように演説に出会うこともなかったし、
チラシを受け取ることもなかった。
そういえば家にいた割に選挙カーも通った記憶がほとんどない。
戦い方も変わってきているのかもしれない。

そんな中、開票後の選挙特番を見ていたが
個人的には結構意外な結果が流れてきた。
岩手3区、東京8区、埼玉5区、神奈川13区
与野党にかかわらず、
重鎮や有名な現職の落選・苦戦が続々と報道されていたことだ。

色々言われていたが、岸田さんが総裁になった段階で
今回の選挙では、大して何も変わらないだろうと思っていた。
要はとても静かな総選挙を想定していたのだ。
・・・実際数字の結果だけを見ると、その通りでだった。
自民は議席を減らしているけれど、過半数は獲得
野党に関していえば小選挙区で増やした分について
比例で減らしている(維新単独はすごかったけれど)
国会というくくりで見た体制自体は、選挙前とほぼ変わらないだろう。

けれど先に書いた通り、
各地で現職や長年やってきた方たち、固いと言われてきた人たちが
苦戦した選挙だったのは間違えない

これは現在に対するNOに感じた。
与党がいい、野党がいい、どちらも選択が出来ない
残念ながら自分の票を預けたいと思う場所はない。

でも現状は嫌だ」
だから現職の人にはいれない

そんな想いの結果に感じた。
勿論世代交代的な意味合いが強い選挙区もあるだろうが
与党も野党も絶対に勝ててた人が負けた現状。
これが政権交代なら、どこでも野党が勝っていただろうし、
逆であれば与党が圧勝していただろう。
けれどそうはなっていない。
受け皿がないと言われている中、
それでも現職は嫌だという人が多かったのではないだろうか。

現職に突き付けられたNOは
与野党どちらも勝ててないような印象を非常に強く感じた。

接戦の選挙区も非常に多かった。
票が拮抗しているということは
皆が絶対に任せたいと思える立候補者が立ってないということの
表れではないだろうか。

現在にNOを突き付けられた政治は
今後どうなるんだろう。変わるんだろうか

大きく興味があるかと言われるとやはりそういうわけではないのだが、
来年の参院選までに情勢はどうなっているだろう。
ぼんやりとまた眺める日々が始まる。


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yulia
日々を生きていく力にします。本当に、ありがとうございます。