そぞろ歩きの見つけもの。雨あがり
涼やかな朝の空気、新聞を取りに出ただったが、ちょっと歩くことにした。玄関先のバッグをひっつかむ。独居期間の長い母は、ゴミ出しに行った私を締め出してしまったことがあって、それからは用心して鍵を持って出るようになった。
涼しい。昨日までの炎暑が嘘のようだ。歩いているうちに小雨が降って、だんだん本降りに。そうか、これが涼しさを運んできた本体か、と思ったが、引き返すのも面倒、いつもバッグに入れている折り畳み傘を広げた。
ひとしきり降ると、雲は急いで行ってしまい、青空が戻ってきた。
坂道のお宅のムクゲが揺れた。
急いでスマホを構える。怪しく見えないよう、素早く構えてさっさと去る、が良いのだが、どうも、もたもたしてしまう。
雫は取り損なった。
noteの写真得意な方のページを追いかけると、雫に景色が映っているのがある。私もいつか撮れるかなぁ。