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【読書感想文】「人的ネットワーク」づくりの教科書②

こんにちは、嘉瀬遥です。

次回に引き続き、読書感想文です。


『「人的ネットワーク」づくりの教科書』

グロービス経営大学院/東洋経済新報社

さっそく、次回の続きを書いていきたいと思います。
ネタバレにご注意を!





今回は、人的ネットワークを構築するためのポイントについて書いてきます。

インタビューから、人的ネットワークを構築し、活用するのは能力の一つであり、行動を積み重ねることで開発可能だということが分かりました。
 
そして、この本では、人的ネットワークを構築し活用する能力を「ネットワーキング・レベル」と呼んでいます。

レベル1 ネットワーキングの活動を開始する
レベル2 ネットワーキングの活性化に寄与する
レベル3 自分の価値観に沿ったネットワークをつくる
レベル4 ネットワークをビジネスや活動に活かす
レベル5 ネットワーク同士をつなげ、発展させる




さらに、つながりを弱い順に5つに細分化すると以下になります。

ウィーク・タイ(弱いつながり):一度会っただけの関係やSNSでつながっているだけ
ミートアップ・タイ:プロジェクトのような同じ目的を持った人のつながり
トラスト・タイ:コミュニティの中で信頼関係が高まった仲間である
サードプレイス・タイ:自分を支えてくれる存在である
ストロング・タイ(強いつながり)血縁関係がある、切っても切れない関係

 
ネットワーキング・レベルを上げるためには、自分のレベルに合わせて、つながりの種類を選ぶことが効果的です。
ネットワーキング・レベルが低い人は、まずは必然性をもって知り合った人との関係を大切にし、ミートアップ・タイをつくることがオススメと書かれています。


 
良い人的ネットワークを構築するには、「自分を知る」ことが大切です。

ネットワークをつくり、それを維持し、広げるためには、莫大なエネルギー、時間、時にはお金も必要になります。
自分の志が分からなければ、自分が求めるネットワークも分かりません。
さらに自分の特性や能力、他人に対し貢献できることを把握していなければ、GIVEの精神で動くこともできません。
結果、人がついてこず、ネットワークも広がらない。

ネットワークを広げられる人は、自分のことを知っています。
自分がやりたいことのために周囲の力を借りて実現スピードを速めている人は、自分のやりたいこと、価値観、志を理解していると言えます。

他者に貢献することで人的ネットワークを拡げている人は、自分の現状の能力と今後身に付けたい能力を知っています。


そして、小さな努力を積み重ねて徐々に自分のネットワークを広げている人は、自分のネットワーキング・レベルを把握しています。

人的ネットワークの構築には、自分の価値観や志を知ること、自分の能力でできる貢献が何かを知ることが大切です。

それに加えて、自分のネットワーキング・レベルを理解していれば、レベルアップをするための行動が明確になる。
 
また、ネットワーキング・レベルの高い人は進むべき方向が不明確な段階でも行動を起こしているということも分かっています。
行動するからこそ、見えていなかった世界が見え、人と出会うことで新たな成長の機会を得ることもあるでしょう。
つまり、志が明確ではない、能力がないということを理由にして、行動をやめてはいけません。
行動をすることで刺激を受けて志が明確になったり、能力が足りないことを自覚して能力をつけるための行動を取ることができたりもします。
出会いをつくるためには効果的な行動と、そうでない行動があります。
「出会いをつくる」という切り口で考えると出会いのチャンスをつくり、逃さないことが大切です。
 
そして、GIVEの精神で行動すれば、つながりが続いて、自分が困ったときにも助けてもらえます。
反対に、相手に貢献しない行動を取ったり、自分の手が回らなくなるほどネットワークを広げるのは効果的ではないと言えます。
人的ネットワークづくりのためには、まずは具体的な行動を考え、実行に移すことが重要です。
その行動をきっかけにつながりが広がり、自分の目標や志の実現へと近づいていくと考えます。


私はチームビルディングをしているので、とても参考になりました。
皆さんもぜひ読んでみてください。


いつもありがとうございます♪

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