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マンガでわかる『神・時間術』と出版記念講演会の感想_時間も運勢も健康がベース
こんばんは。2023年3月30日、精神科医・樺沢紫苑先生の最新刊マンガでわかる『神・時間術』が出版されました。
![](https://assets.st-note.com/img/1680963173633-ouiMAm8B4m.png)
それに先立ち、25日に開催された出版記念講演会をオンラインでリアルタイム視聴しています。土曜日に2時間半も使ってなぜ後援会まで聞いたのか? それは今の自分の最大の課題が「時間管理」であり、今のままでは「ライスワーク」以外の「未来に投資」する時間が永久に取れないと感じていたからです。
『アウトプット大全』に触発されてマンガも購入
私はビジネスライターでもあるので、実は時間管理の本が巷に沢山あることは知っています。では、なぜ樺沢本かといえば、『アウトプット大全』に紹介されている膨大なアウトプットの量とライフスタイルを見て、「自分が欲しいのはこれだ!』と思ったからです。
アウトプット
メルマガ、毎日発行 13年
Facebook、 毎日更新 8年
YouTub、 毎日更新 5年
毎日3時間以上の執筆 11年
年2〜3冊の出版 10年連続
新作セミナー 毎月2回以上 9年連続
ライフスタイル
基本、18時以後は働かない
月10本以上の映画鑑賞
月20冊以上の読書
週4〜5回のジム通い
月10回以上の飲み会
年30日以上の海外旅行
主人公はブラック企業の産業医&特殊捜査員
マンガの主人公は産業医・朱音春子(あかねはるこ)。実は彼女は政府が設立した「特定企業対策室」の特殊捜査員です。電脳プロモというウェブ広告ナンバーワンのブラック企業に取り締まるために派遣されます。きっと樺沢先生のところには、ブラック企業に勤務する若者からの相談も多いのでしょう。
目次はこんな感じです。
第1話 集中力を使いこなせ!
デッドライン・ラッシュ
第2話 朝時間をフル活用せよ!
メモリー・スピーダー
第3話 失った集中力を取り戻せ!
ウィング・ナップ
第4話 仕事の疲れを吹っ飛ばせ!
第2のゴールデンタイム
第5話 時短を加速せよ!
ブレイン・フリーズ
第6話 有限の時間を使い切れ
エンジョイ・ライフ
集中力を高めれば時間の進行は面になる
この中で最も参考になったのは3点。1つは集中力を高めて、「集中力✖️時間」で、時間の進行を線ではなく面にすること。同じ時間で2倍ではなく、4倍の仕事ができるようにするのです。樺沢先生はこれを「二次元時間術」と呼んでいます。
ポイントは「15・45・90の法則」を活用することです。集中する時間を決めて、疲れる前に休憩をとるのです。一般的には45分集中したら、意図的に休憩をとるのがベストではないでしょうか。
私はすぐに Amazonで45分の砂時計を注文しました。
朝シャワーと朝散歩で集中力がアップ
樺沢先生は「朝時間=脳のゴールデンタイム」の活用を強く推奨しています。起床直後の時間帯は集中力が一番高いからです。朝一番に「朝シャワー(温水と冷水のシャワーを交互に浴びる)」、次に「朝散歩(15分くらいでいい)」をする。先生の場合、それから朝食を取らず、2時くらいまで集中して執筆するそうです。
この2つを取り入れてみたところ、朝の弱い私でも、冷水を浴びると頭がシャキッとして目が覚めるのでオススメです。
脳のゴールデンタイム」はである朝にメールのチェックや人への連絡はしない。電話にも出ない。奥さんにも書斎に絶対に入るなと言っているそうです。集中力を高めるために、探し物をしないように整理整頓も大切です。
睡眠は6時間以下だと効率が落ち健康を害する
2つ目は「7時間以上の睡眠を必ずとる」こと。講演の中で樺沢先生がおっしゃっていましたが、「睡眠6時間を続けて仕事をすることは、ビール2本を飲んでヘベレケに酔っ払った状態で仕事をしているのと同じ」なのだそうです。
睡眠時間6時間以下の人は、そうでない人と比べて、がんが6倍、脳卒中4倍、心筋梗塞3倍、糖尿病3倍、高血圧2倍、風邪5.2倍、認知症5倍、うつ病5.8倍、自殺が4.3倍になり、死亡率は5.6倍にも高まる。
私は宝塚&ミュージカルファンですが、OGの花總まりさんが「睡眠は必ず8時間とる。それ以外の16時間を舞台に捧げている」とおっしゃっていました。『エリザベート』をはじめ、あれだけ舞台の主演女優として活躍している花總さんでも8時間眠れるのですから、凡人の自分が眠る時間が取れないなんて、あるはずない!!それでも締切が迫ると、朝まで書いていたり、睡眠3時間で朝5時前に起きて書いたりといったことがたまにあるのですが、猛省しました。
1日は24時間ではなく、17時間と考えて組み立てる必要があるのです。
ちなみに、私はオンラインでも鑑定しており、お仕事相談が主体なので、夜10時から夜中の2時まで相談を受けていることが多いです。その場合は、早めの夕食をとって、1.5時間の仮眠をすることにしました。とにかく、トータルで7時間以上の睡眠をとるということです。
集中力の最大のリセット方法は運動
3つ目は、「運動で集中力のリセットボタンを押す」ということです。午前中に集中して仕事をしていると、午後は集中力が落ちますよね。リセットボタンを押して集中力を高めるのに一番良いのは、運動です。短い時間でも効果抜群!! 場所がえや外にランチに行くのも良いそうですが、私の場合はフリーなので、書斎でダンベルすることにしました。
余談ですが、朝時間の活用と聞くと、小説好きの人なら村上春樹さんを思い浮かべませんか? 村上さんは早寝早起きで、マラソンをしてから5時間くらい集中して執筆する。お昼前にはクリエイティブな「書く」という仕事は終えているような鉄人です。理想だなとすごく憧れたけど、夜型の私にはできずにいます。
ところが、樺沢先生は早起きではないのだそうです。寝るのは12時とか夜中の1時で、起きるのは8時か9時。睡眠を優先するからです。別に早起きしなくても、集中はできるし、アウトプットは出来るのです。目から鱗で励まされました。
健康でない時は運勢も悪い
もうだいぶ前になりますが、ある著名なヒーリングの大家のセミナーに出たことがあります。その先生の「健康でない時は運も悪いのです。だって健康じゃない人は働けないでしょ。だから健康と運勢はコインの裏表なんですよ」という言葉が今でも耳に残っており、クライアントにもお伝えしています。
運勢を上昇させたいなら、まず身体を整えることから始めるべきなのです。それは時間管理でも同じこと。集中力のベースは健康。そして健康のベースは睡眠と運動なのです。樺沢先生は精神科医なので、主張にはエビデンスがあるので腑に落ちるし、やってみようという気になります。
4月は入学・入社の時期であり、資格取得の勉強や趣味をスタートさせる時期でもあります。みなさんも自分なりの時間術について考えてみませんか?