【ヨガ話】私が身をもって実感したヨガの効果について

ヨガのレッスンをやりますよ、とは書いたけど、ふと、実際やったことないひとにとっては自分に向いてるのかよくわからないよねぇって思い立ちまして。それでどういうひとにオススメなのかを書こうとしたのだけど、いまいちしっくりこず。誰に向いてるか、じゃなくて、私がどんなときに「ヨガやっててよかったなー」って思ってるのか。これなら実感込めて書けるなって思ってこの記事です。いってみよー。


マインド・メンタル編

仕事の数が多くてどれから手を付けていいかわからんとき

タスクの数がとにかく多くて、どれから進めたらいいのか優先順位がつけられず思考停止することがあります。どれもこれも急ぎに思えて、でも結局いっぺんには片付かないんだからひとつひとつ手を付けていくしかないんだけども膨大過ぎてパンク、ショート、みたいなとき。かつての私であれば、ヨガに行ってる暇などない!その時間にも仕事するんだって思ってました。が。頭も手も止まっている空白の時間を長引かせても何も生まれないんだから、思い切っていったん仕事から離れてみる。パソコンとかスマホとか持ち込めない時間を過ごす。穏やかに呼吸して身体に意識を向けてみる。どれもヨガでできることです。するとあら不思議、昂ってしっちゃかめっちゃかだった思考回路に酸素が供給されて、落ち着いて仕事にとりかかれるようになりました。

解決策が思い浮かばず煮詰まっちゃったとき

さっきのと通じる部分もあるけど、こっちは量の問題じゃなくて質の問題で。難しい問題で停滞が生じたときって、そのまま考えてても思い詰めるだけだと思うのです。ひどいときは自分の無力感とか無能感に押し潰されそうになる。だけど、解決できない自分を責めても何も解決しない。だったらいったんその場を離れてヨガしてみる。意識的に思考をお休みさせる。そうしたほうが視野が広がって、見えていなかったヒントに気がつけたり、急にアイデアが降って湧いたり、忘れていたキーワードを思い出したりってことが起こりました。実体験。仕事中にお手洗いに行ったら急に何かを思い出したりしたことありませんか?私はよくあるんですけど、あれの応用編みたいなのが実際に起こり得ます。

ボディ編

眠くて文字情報が頭に入ってこないとき

疲れていたり寝不足だったりすると、何度も同じ行を読んでしまう。いつの間にか意識が飛んで、どこ読んでたか見失う。そんなことはありませんか。私はしょっちゅうあります。特に助成金とか補助金の募集要項を読んでるときになりがち。1文字たりとも読み落としたくないときに限って。
そんなときは3分でも、最悪1分でもいいから瞑想する。目を閉じて、視覚情報をシャットダウンして、ただただ呼吸を繰り返す。時間と場所があるときはちょこっとだけ机を離れてあぐらになります。シンプルなヨガの動きをほんの少しでもやってみます。そうすると、集中力が取り戻せてテキストがちゃんと読めるようになります。嬉しみ。

うまく寝つけないとき

私、超が付くほど寝つきが悪かったのです。身体は疲れてるのに目が冴えちゃうことがしばしば。1時間や2時間寝つけないのは通常運転で、酷いときには5〜6時間とか。まんじりともしないままに空が白み始めることも。ところが最近は、シャバーサナ(屍のポーズ、つまり死体のように仰向けで安らぐ姿勢)だと思えばすぐ脱力できて、あっという間に副交感神経タイムになるのです。あと、これは特殊かもしれないけど、RYT200(ヨガインストラクターの資格)の勉強中は、卒業課題だった「60分間のレッスンフル暗記」のアーサナ(ポーズ)の順番を頭の中で唱えていると、だいたい最後まで行きつく前に寝入ってました。ひつじが1匹、ひつじが2匹、みたいな感じで。

目覚めすっきりしないとき

かつての私は、ひとと会う約束がなければ「午前中」などほぼありませんでした。朝ごはんとお昼ごはんはだいたい一緒か、朝ご飯をお昼に食べて、おやつにお昼ご飯を食べる、みたいな生活。今は、朝起きてすぐ、「書く瞑想」としてモーニングページを書いていて(モーニングページについてはこちらの記事に書きました)、書いてもダメなときとか、そもそも書き出せないくらい眠いときにはヨガの呼吸法をやって、交感神経優位にする術を手に入れました。バストリカとか、めっちゃ目が覚めます。余談だけど、カパラバティとかナディショーダナとか、ヨガの呼吸ってお名前がなんか効き目がありそうな響きで好き。吸う息は交感神経を、吐く息は副交感神経を活発にするのだそうですよ。

柔軟性に困難を感じたとき

RYT200の勉強を始めた頃、「今の状態を記録しておきましょう」みたいなことをビデオ講座内で呼びかけられて、前屈した姿を記録しておいたのですが、昨日、ふと、今の前屈ってどうなってんのかしらと思い立ってもう一度撮ってみたのです。びっくりするくらい変わっていました。興奮して、写真に書き込んだ日付間違えました(笑)。実は私、クラシックバレエを長く愛好している割には身体が硬くて、バレエでも「背中は伸ばしたまま股関節から二つ折り」と言われるのですけど、言葉ではわかっていても身体ができないもやもや状態で。それが、なんか、できたんですよね、股関節から二つ折り。ヨガでは「膝を曲げていいから脚の付け根を引き込んで」、というガイドをします。ほかにもポイントはあるのだけど、ヨガ合宿中、この「脚の付け根を引き込む」は、前屈以外のアーサナでも結構な確率で先生方に直していただいたポイントだったのです。進歩が嬉しかったのでまた写真載せちゃいます。反対向きで撮った方が見比べやすかった、てのはご愛敬で。


ヨガはどういうひとにオススメなの?って全人類へなのだけど、私個人にとってはどう役に立っているのかを書いてみました。あとはヨガ哲学(ヨガの考え方)もとても日常的で実践しやすいものがあるので、その話もそろそろ書き出したいと思っています。ほかにも書きたいことが溜まってきたのだけど、いよいよ今週は今年最初の現場も始まるし、長かった冬休みも終わり感があります。ちょっとさみしいねぇ。

2月は、お仕事が通常運転になってもヨガとバレエと勉強のペースをキープできるのか、という実験の月になりそうです。わくわく。

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