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OSO18の駆除で思うこと

※写真はうちの猫さんです。

彼のプロフィールは以下の通り。

OSO18は北海道東部の標茶町・厚岸町において家畜を襲撃していた雄ヒグマ1頭のコードネーム。
体長: 2.2メートル
体重: 300キログラム; (三毛別羆事件のヒグマと同サイズと推定)
別名・愛称: 忍者グマ
名の由来: 初めての被害が発生した地名と、前足の幅
性別: オス
Wikipediaより抜粋

駆除されて判明した足のサイズは18cmではなく20cmほどあったそうな。
ほぼ人間。

彼が捕獲された姿を観たが、もはや人間だった。
テレビ等で熊の姿を見るといつも、中に人が入っているのでは?と思う。
過去に行ったズーラシアでは、シロクマさんがずっとくるくると同じところを回転して泳いでいる姿を飽きることなく眺めていられた。

私はクマが好きなのかもしれない。
山に行って襲われたらさすがに恐怖だけど、基本的に好きなんだろう。

だからOSO18の話題を以前に耳にした時に『捕まらないように頑張れよ!』なんて思っていたところがある。
家畜を食べられてしまった方々にしたら天敵だし、どうにか駆除したいということもわかる。
ただ、こんな頭の良いすごいクマを駆除してしまっていいのか?という気持ちが強かった。

そもそも、山から出てきてしまう動物たちには悪意があるのだろうか。
環境の変化で食べ物が無くなった結果に人里に出てきたのではないだろうか。
根本的な問題に目を向けないままに駆除を続けていたら、やがて絶滅してしまうだろうに。

珍しい動物じゃなくても、特別な生き物じゃなくても、地球にとってみたら大切な存在なのでは……
敵は駆除、嫌な奴はブロック、臭いものには蓋をする。
本当にこれでいいのだろうかと思ってしまう。

なんでも簡単で便利になるのはいい事だけど、物事の本質を見失わずに根本的な部分への対処が必要なのでは。

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