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カカオ豆からのチョコレート作り。ひたすらゴリゴリ... けど楽しかった~な話。



ひょんなことから友人と「カカオ豆からチョコ作ってみよう~」ということで。
本当はstay home期間にほぼ書きあげていたのですけど、今になっての投稿です。笑
(実施 : 2019年12月)

とにかく作るのに時間がかかるということで、土曜の午前から作業を開始し、日曜お昼に終えることを目標に作業開始!

結論から言うと、作業工程は色々短縮したものの、やっぱりものすごく手間がかかる!けどなんだかんだ楽しかったので、ざっくりですが記録します~。


みんな 大好き チョコレート

その昔(紀元前XXXX年までさかのぼるはず)現在のメキシコあたりにて栽培され、カカオは貢物として使われるほか、次第に薬用として飲まれることもあったとか。それが商人によってヨーロッパにも伝わり、貴族の嗜好品として飲まれるようになったとのこと。

photo : Bean to Bar "Minimal"のチョコレート。果実感たっぷりのワインと共に...

数千年も愛され続けるチョコレート。凄すぎます。皆の執念(?)があったからこそ、今美味しいチョコレートが食べられることに感謝...!!

そんなありがたみを感じながら、いざ制作開始!


材料は【カカオ豆、カカオバター、砂糖】

さすがにカカオ豆の栽培は自分たちでは難しいので、豆は購入しました!笑 
代々木上原にあるショコラティエのお店のカカオ豆。エクアドル産とのこと。




それとカカオバター。(&飾りつけのピーカンナッツ)


あとは、お砂糖。

この材料だけあれば、チョコレートはできちゃいます。


ボウルやすり鉢、チョコレートの型、検温器などを用意。

ちなみに、友人はチョコレート検定資格保持者。凄い。


まずは、カカオの豆剥き

ローストされたカカオ豆をひたすら剥きます。
これが意外と難しい。
最初は剥くときに豆をつぶしてしまっていたけれど、だんだんそのままの形で剥けるようになりました。

そして、胚芽もできるだけ取ります。細かいのでピンセットでの作業。

まるで、鹿の●●。
アイヌ語で言うと、オソマ!(ゴールデンカムイ すきです)

160g分のカカオ豆から取り出したカカオニブがこちら。(写真左、すり鉢の隣にあるのは、ピンセットで取った胚芽たち 笑)


ついでに、作業する様子を動画撮影。
ただのわちゃわちゃ動画!笑 気分はYouTuber。



カカオニブをすり潰す ⇒ カカオマスに

これがほんとに根気のいる作業。すり鉢でひたすらゴリゴリ…。
チョコレートの舌触りを決める重要な工程です。フードプロセッサーを使うとより細かくなって良いみたい。

ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ


ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ


ちょっとねっとりした感じ。
外殻と胚芽を取り除き、ペースト状にしたこれを、カカオマスといいます。

何時間この作業やったんだろう?18時ころまでゴリゴリしまくって、とりあえず1日目、終了~。


カカオバター、投入!そしてゴリゴリ

2日目、午前。
細かく砕いたカカオバター。湯せんをしておきます。


砂糖もふるいにかけて細かく。


そして、昨日ゴリゴリしまっくたカカオマスペーストに、砂糖・カカオバターを加え、さらにゴリゴリしていきます。


ひたすら、
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ


ちなみに今回、カカオ70%のチョコレートを目指しました。
ということで、

・カカオ 160g
・カカオバター 100g
・砂糖 65g

こんな感じの用量。(あってる?!)
そう考えてみると、ミルクチョコとかは本当にたくさんの砂糖を使ってるんだなぁ。。だからこそ、元のカカオが本当に苦い…笑


湯せん、そして冷やす

チョコレートの生地に水分が入らない等に気を付けながら、湯せんをして生地を練っていきます。

本来なら、この湯せんで特定の温度にきっちり保って、チョコレートの組織を破壊しないように細心の注意を払うとのこと。テンパリングと呼ばれる作業です。(今回はそこを少々適当にしました)

チョコレートを型に流し込み、ナッツを散らして、冷やします。


ちなみに、右はめちゃめちゃ頑張ってゴリゴリしまくったチョコ。
左は、少しゴリゴリをさぼったw  チョコ。
色合いからもう違いがわかりますね笑


ほのかにチョコの香り… カカオの殻で淹れたお茶

せっかくなのでカカオ茶を淹れてみることに。
カカオマスを作るために剥いた外殻。


これにお湯を注ぐだけ。笑


色はちょっと薄めのほうじ茶みたいな感じ。

でも、香りは完全にカカオです。
そして味もほのかにカカオを感じるけれど、普段の食事と一緒に飲んでも差し支えないくらいの自然な味。おいしい!


手作りチョコ、完成...!

5~6時間ほど冷蔵庫で寝かせて…。(寝かせてる間、和菓子屋さん寄ったり、ちょいと足伸ばして吹奏楽を聴きに行ってました 笑)

いざ!お披露目~!

どやっ!

板チョコのほうは、明らかに左右で色が違いますね。笑
冷蔵庫に入れる前のものと同様、右の色が濃いものがめちゃ頑張ってゴリゴリした方です。

写真上部の2つの丸皿のものは、右はめちゃ頑張ったもの、左はちょっとさぼったもの。これはちょっとこれだけだと違いがわからないですね。
なので、ちょっと切って断面を確認してみることに。

まずは、頑張った方(右/青い皿)


そして、こちらが少々サボった方(左/白い皿)


うーーーん。
若干、サボったものの方が、白い粒(=砂糖)が多いかも。そして粒も荒い気がする。


お抹茶を点て、チョコと共に。

いざ実食!

やっぱり、食べてみると舌触りが全然違うのがわかります。
というか、あれだけゴリゴリしたけれど、舌を通してみるとどれだけゴリゴリが足りてないのかがよくわかる。粒感あるのは、割とおいしいし、愛着は沸くけどね。
そして、カカオ70%は苦い。笑

京都のお茶屋さんで購入した、お気に入りのお抹茶を点ててみました。

京都、大徳寺近くの皐盧庵茶舗(こうろあんちゃほ)さんのお抹茶。


素敵なお茶室で、抹茶の飲み比べを心行くままに楽しむことができます。。。(恍惚

茶×チョコレートの世界...!!



チョコレート作りは根気がいる

最初からわかっていたことだけど、改めてチョコレート精製の技術がいかに管理され、時間をかけて作られているかを実感。
手作りチョコは市販品を溶かして固めただけ、とか言っちゃいけないよ笑

でも、すごく楽しくできたのは確か!
ちなみに、完成は、日曜午後20時。 冷やす時間等もあったけれど、予定よりもめちゃめちゃオーバー!

一人で黙々作るのはちょっと寂しいけど、誰かとわいわいつくるならまたやりたい!そう思える楽しさがありました。がんばった!

これからチョコレートを食べるときは、今まで以上に味わって食べます。笑

もぐもぐしながら、チョコへの想いをより一層新たにする ふたりでした。

市販品にはそりゃ劣るけど、美味しかったな〜


【番外編】ちょっとこのボードゲーム 見て

チョコレート検定保持者かつ、ボードゲームも大好きな彼女。
1日目の作業終了、ごはんを食べて夜はボードゲーム~!


その名は、「カルカソンヌ」。
ドイツで大きな賞を受賞したという、有名なゲームらしい!

タイルのボードをランダムに引いて、スタートの地形とうまくつながるようにタイルを置いていく。そのタイルには様々な地形や建物(修道院とか)があり、プレイヤーは駒を置いて自分の陣地を広げていく。

色々ややこしいのでルールブックを見ながら、徐々に覚えていく。

だんだんルールがわかってくると、これがまた楽しい!!

自分の陣地として駒を置いたとしても、それが相手に攻め込まれておじゃんになったり。また、勝敗を分ける大きな要素が地形で、タイルがある程度敷き詰められるまで、ほんとに予測がつかなくて。
そういう駆け引き、わくわくする笑

勝敗を決める、手駒たち。可愛い。

楽しすぎて、結局何時までプレイしたんだろ?
夜中の2時はまわってた気がします。
今回は2人だったけど、大人数でもやってみたいなぁ。


ちなみに、夜ごはん。
お気に入りのカレー屋さんにて。あと、ティラミス!(これほんと美味しいのですよ...)

美味しいものと、楽しい時間は、わたしを幸せにさせますな。ありがたし。


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ぱるめん | 写真とお茶と北欧と。
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