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フードドライブへ紅茶を
フードドライブという言葉を最近知った。
ご家庭で使われずに余っている食品等をお持ちよりいただき、それらを社会福祉協議会やフードバンク等に寄付する活動です。
(社会福祉協議会に寄付された食品は、区内の子ども食堂の運営に役立てています。)
簡単にいうと寄付活動の一環らしい。
食品ロス削減を前面に出してはいるが、実際には余剰の食品だけではなく、寄付用に購入して持ち込む方もいるのだとか。
子ども食堂で提供するご飯に使われることもあれば、生活が心許ない方に配布されることもある。
いずれもこの物価高では、なかなか大変であることは想像にかたくない。
もちろんお腹を満たす食品は必要。
生きるためには食べなくては。
一方でちょっとした生活の潤いもあると嬉しい。
休職中の合間、育児、介護に追われる中でもホッと一息つければ、余裕も生まれるかもしれない。
出口の見えない転職活動、終わりなき家事。
暮らしや時間に余裕があればカフェでくつろぎの時間を過ごすこともできる。
事情は人それぞれ。
離職によって明日は我が身かも。
誰かが気にかけてくれる。
温かいものを飲む。
それだけで少しは気が抜けるかもしれない。
最低限の生活必需品を残高を気にしながら買う毎日では、紅茶は選択肢に上がらないかもしれない。
紅茶よりもお米、ふりかけが優先。
生きるためには仕方がない。
それでも美味しい紅茶があればちょっと幸福度が上がる。
自分では買わない、買えない時もあるかもしれない。
大容量はお値打ちといえどまとまった個数はそれなりの値段になる。
食べ物に加えて少しの紅茶。
お菓子もあればさらによい。
幸せのお裾分け。
もしも嗜好品が多めにあるならば、近隣のフードドライブを検索するもの手。
今の自分にとっては余らせるものでも、誰かの心の栄養になるかも。
フードロス対策も大切だが、幸せをお裾分けできる気持ちでありたい。
お腹を満たせることはもちろん大事。
心も大切にできれば、きっともう少し前を向ける。
いつかの恩返しは直接できないけれど、恩送りはできるはず。
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