今週の読書録(2024.1.22)
ひとり旅日和 幸来る!
シリーズ5冊目。
来年秋口に発売される秋川滝美さんの「ひとり旅日和」シリーズ。
最新刊での主人公はすっかり一人旅にも慣れて、限られた日程内で気になるスポットを効率よく巡るようになっています。
一冊目では考えられなかった突発的なハプニングからの切り替えもできるように成長した姿は頼もしい限り。
下関にて訪れた市場のお寿司、観覧車のある公園は実際に目にしていたので感慨深いものがあります。
また、今作では北陸地域が多く、輪島の朝市、ジンベイザメなど今月の震災で残念ながら出会えなくなってしまった名所も取り上げられています。
震災からの復興がひと段落した際には、数年ぶりに金沢や周辺地域を訪れてみたいと思う作品でした。
戦国武将伝
東西に分けた2冊で47都道府県に縁のある武将を主人公にした短編集。
愛知の織田信長、宮城の伊達政宗という教科書や大河の主役級の武将。
同時代の名のある人物が勢揃い。
ただし、都道府県ごとに一名なので、先の大河の主役は主人公ではなかったり、大名ではなく筆頭家老級の人物が主役だったりと選定にもこだわりが垣間見えます。
戦いだけではなく家族との関係性にフォーカスした作品や家臣目線のストーリーも目立ち、戦国武将スピンオフ作品集のような雰囲気も感じました。
今村翔吾さんもいえば歴史本をビジネス書として捉えた『教養としての歴史小説』も面白かったですが、今作を読めば全国転勤や出張時にのネタにもできそうです。
【改訂新版】節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けない お金の超基本
Amazonのページでも一部内容の見本が掲載されていますが、最近読んだお金に関する本の中でも特に分かりやすい一冊でした。
給料と天引きされる税金、生活費、お金を貯める考え方、NISA、失業給付まで幅広いお金の基礎知識が分かりやすくまとまっていました。
ライフイベント時の急と思える出費にも事前に備えることができる知識が身に付きそうです。
図表も見やすいので、総合的にお金についての基礎知識を得たい方におすすめです。
なお、先ほど見た際、kindleであれば無料になっているようでした。
見開きごとにワンテーマの形式が多いので、通勤中の移動中にもよいかもしれません。