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おいしい小説文庫

こんばんは。
グルメ小説好きにおすすめの文庫が先月登場しました。

面白さ、三ツ星。
腕によりをかけた絶品シリーズはじめます。
「食」に関する新レーベル「おいしい小説文庫」が創設されました。
非日常の今だからこそ、食小説を通じ、皆様の心に彩りを添えられたら――。そうした思いのもと、立ち上げたレーベルです。レシピ、グルメ、レストランなど食に特化した小説を、3か月ごと刊行していきます。

小学館から2020年6月に刊行された作品の内、早速この連休中に1冊を手に取ってみました。

お仕事小説とグルメ小説のいいとこどりの、読むとほんのり心が温かくなる一冊です。作品中の料理は、いずれも自宅でもできそうなものばかり、特に山形のだしアレンジは、食欲が落ちそうなこれからのシーズンにもピッタリのレシピなので、是非チャレンジしてみたいと思いながら読み進めていました。

短編で読みやすいので、通勤中やお風呂でのリラックスタイムにも最適!
連休明けでちょっと仕事で疲れた時にもおすすめですよ。

泣き終わったらごはんにしよう
出版社:小学館
著者:武内 昌美
あらすじ
中原温人は社会人四年目の少女マンガ編集者。いちばんの楽しみは、恋人のたんぽぽさんに美味しいごはんを作ってあげることだ。優しさと思いやりがたっぷり詰まった料理は、食べた人の心のほころびを癒していく。スランプに陥ったマンガ家に温人が振る舞ったのは、秘密の調味料を忍ばせた特製きのこパスタ。その味と香りに閉じていた思い出の箱が開いて…。仕事のトラブルに涙する姉には甘く蕩ける肉じゃがを、イケメンのくせに恋愛ベタな友人には複雑な食感の山形のだしを。読めば大切な人とごはんが食べたくなる。心の空腹も満たす八皿、どうぞ召し上がれ。


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