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普通に働いて生きるのが少ししんどいあなたへ。

日常生活やインターネットの中で、
ザワザワする言葉に出会うことがあります。

「いつまでアルバイトで働くの?」
「今は女も働かないとやっていけないよ」

言っている人たちからしたらそれが正しいのかもしれない、働き方や生き方のことで心がザワザワと揺さぶられてしまう。

なんとなく、普通に働いて生きるってハードルが高いな〜と思っている人へ向けて、

・不安を煽る人たちっている!
・自分を追い詰めすぎないで!
・あなたに問題があるわけじゃない!


と言うことを伝えたくて書いてみました。

真面目な人ほど追い詰められる


体調を崩して働けていなかった時期に自分と似ている境遇の人と話す機会がありました。

みなさんすごく真面目で、優しくて、自分に厳しい方が多かったです。

「仕事休めてラッキー」
「働くのめんどいよね」
「嫌な仕事はすぐ辞めよ」
「会社が悪い」
ということを言ってる人は私が出会った中には1人もいなかった。

ストレスの対処法を試行錯誤していたり、
自分の課題と向き合ったり、
仕事のために資格勉強していたり。

ただただ、真面目で優しい人たちでした。

だからこそ、どんな辛いことも否定的な言葉も受け止めて自分が悪いと追い込んでしまったんだろうな…と思います。

普通に働きたいだけ


普通に働きたいし、仕事を頑張りたい。
働いた方が
お金も稼げるし、
感謝されるし、
充実感を得られること
はわかっているんです。

けれど、私や先述した人たちはそれができない現実とのギャップに苦しんでいる人も多かった。


さらに周りからは、
・その人に問題がある
・性格に難ありだから生きにくいんだ
・甘えている
・できる人はどんな仕事でも続けられるし、そうじゃない人はどんな仕事だって不満ばっかりで続かない


残念ながら、そんな言葉が向けられる場面にも出会ってきました。

そして真面目だから、自分に対する否定的な意見も受け止めて、自分が悪い、自分を変えないととさらに追い詰めてしまっていたのかもしれません。


自分が「辛い」と思ったら、誰がなんと言おうと辛い


「他の人はこれくらい我慢してる」
「もっと辛い人もいる」

と思って誤魔化そうとするけれど、
自分が辛いと思ったらそれは辛いんですよね。

真面目な人ほど一般的にとか普通はとか他の人はとか実体のないものに固執してしまいますが、

周りの健やかに働けている(ように見える)人は結構テキトーな感じの人も多いです。

というか、考えすぎると苦しくなるとわかっていているからこそ、考えても無駄なことは考えない癖がついているのかもしれません。

辛さを抱えたまま心を殺してまで無理し続ける必要はなくて、
辛さを受け止めた上どうやったら辛さがなくなるかを考えればいいのかなぁと思っています。

"正しさ"より大切なこと


私も、若いのにもったいないとか、正社員になった方がいいとか言われてしまうこともあります。

きっとそれはその人たちにとっては正しくて、優しさで教えてくれているのかもしれませんが、

人にはそれぞれの事情やそれを選んだ理由があるんですよね。

・健康上の都合
・メンタル面の都合
・家族の都合
・夢のため
・心身の都合上、短時間の仕事の方がメンタルが落ち着いて家族円満でいられる
・自己肯定感・コミュ力が著しく低いから、普通に働くのはハードルが高い
などなど必ずしも誰もが働くこと・正社員でいることが正解とは限りません。

お互いに自分が正しいと思ってるからこそ、悪意のない助言に傷ついてしまうことって結構あります。

正しさの押し付け合いは、見ているだけでも傷つくことが多いので
心がザワザワとするワイドショーやTwitterなどからは距離を置くようにしています。

正しさより、自分の心を守るほうが大切です。

最後に:自分に都合のいい言葉を信じていい


先日、本屋さんでパラパラ本をめくっていたらこんな文章がありました。

もし猫のことを一旦忘れるとしたなら、二十代でやってよかったと思うことの本当の第一位は「誰かと一緒に暮らすこと」です。 
 どうしてそう思うか、なんて不粋なことを訊ねないでください。 
 あんなに楽しくて、苦しくて、やたらに無意味で、些末で、取るに足らない愛おしいものを、私はわざわざ言語化したくないのです。

20代で得た知見

20代のうちに〇〇しないとまずい
若いうちは苦労しないとダメ

自分に対して否定的な言葉ばかり目に入ってしまって苦しかったけれど、決してそんなことばかりじゃないみたいです。

たまには自分を救ってくれる言葉に出会えることもある。

いつも頑張っている自分のことをいじめすぎず、心をほわほわさせながら、人にも自分にも優しく生きていきたいなと思いました。




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