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僕から君へ

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一目惚れから始まった大学生活の話。 いつか君へ届きますように。 これは大学生活最後のお手紙。
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君から僕へ

君から僕へ

noteを書き続けてる理由は、一つの後悔と自己中心的な欲望のせいだ。

話すこと以外の言語の使い方に疎い自分に、ある種の呪いをかけていた。

伝わるわけがない。

読んでくれるわけがない。

でももしかしたら。

そんな厚さ40ミクロンにも満たないわずかな可能性にかけて、言葉を残していた。

修復不可能な時計をなおしているような感覚だ。

どこをなおそうとしても壊れていく一方だった。

“後悔”は

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さよならと君へ

さよならと君へ

大学から定期的に送られてくる学生紹介の冊子に、君が映っていた。

決められた質問に対して、自分の答えを紙に書き、それと一緒に映るという、大学パンフレットでありがちな内容だった。

“クリスマスに欲しいもの”

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結局、あの講義の後は席が隣になることも、話す機会もなく、いつの間にか冬休みを迎えていた。

何か分かったことと言えば、君は上京して大学に来たということ。

実は別の講義も被っていた

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赤いニットと君へ

赤いニットと君へ

11月のある日、朝起きてテレビを付けると、毎日恒例の星座占いが行われていた。

珍しく自分の星座が1位だった。

占いはあまり信じないけど、ちょっとだけ嬉しかった。

でも嬉しかったのは束の間。ラッキーアイテムは「赤いニット」とアナウンサーが言った。

持っていない。いや、持っていたとしても多分着ない。

だけど、その日は自分の運勢が1位であることは占いの結果を知る前から分かっていた。

図書館で

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図書館と君へ

図書館と君へ

人生で一度だけ一目惚れをした。

大学の図書館で書物の整理をしていた君は、外から差し込んでいた太陽光と相まって特別輝いているように見えた。

小柄で、落ち着いた色のニットの上に、特に意味のなさない図書館特有のエプロン。そしてスキニー。

かわいい。

この言葉を意図もせずに口に出してしまったのは初めてのことだった。

君に聞こえていなかったことが唯一の救いである。

例えるならば、麦本三歩を実写化

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