この世界からお金がなくなるの、いつ頃かな。
大好きな人が、「この世からお金がなくなるの、いつ頃かな。」とつぶやいた。
まだその頃の私は、この世界の仕組みを学ぶことにいっぱいいっぱいで、へ?何言ってるの?と正直思った。(笑)
お金がなかったら、生きていけるワケないじゃん、と思ったから。。。
彼が言っている、お金がない世界を想像してみることも出来なかったけど、この世界はふつ~の一般的なわたしという人間を幸せにはしない仕組みであることを経験し、そんな当たり前の事に気づく心の余裕もない生活を当たり前だと思っていたことに、どうして良いか分からなくなってしまった時、ふと、その大好きな彼が読んだと言っていた本を読もうと思った。
「神との対話」というその本は、不思議な本?らしく、出逢う人は出逢うし、出逢わない人は出逢わないらしい。多分、内容が結構、神秘的?というか、精神世界を扱い、宗教観を覆すものだからなのかもしれない。
人によっては、傷ついてしまうこともあるだろうから。
親友が人生で大変な局面に出会ってしまった時、私はこの本を彼女に勧めた。が、結局、彼女は手に取らなかったらしい。。。(笑)何を選ぶかは、本人の自由だから、彼女の選択を好ましいと思う。
この本は3部作?になっており、私は3度、人生の大切な局面でこの本と対峙することになる。
どうして私にこんな事が起こるのか???一体何を指針として生きていったらいいのか?悩んでいた時に、スポンジが水を吸うように、その本の言葉が心に染みた。そして、心が救われていった。
この世界からお金がなくなるの、いつ頃かな、と言った彼の言葉。
彼がその世界観で生きていたんだということも、すごいな、と思いながら、貪るように読みふけった。
3度目の対峙の時は、この本とわたしの思う真実との矛盾点もやや感じるくらいには、私の小さな頭の中でも理解が深まっていったように思う、でも、どの点に違和感を感じたのかまでは読み返さないと思い出せない。。。(笑)
本は基本的に図書館で借りることにしていて、「あ、彼が言ってた本だ!」と図書館で手に取ったのが最初の出会い。今も手元にはないので、必要に応じて借りていた。作者のニール・ドナルド・ウォルシュさん、買わなくってごめんなさい。。。(笑)
その後の人生で、私を救ってくれることになるとは、思いもしないで、やや軽い気持ちで最初は読んだことを覚えている。
経験って、あらゆるものを変えていくチカラがあるのかもしれない。
最初に手に取ったと時と、この本と対峙することになった時、本の内容は、全く変わっていない。
変わったのは、経験をして、新しい指針を求めていた自分だけ。
でも、心がす~っと軽くなっていったのは、その言葉を受け取るタイミングだったからなのかな。
今は、あまり本も読まなくなってしまった。。。(笑)昔は、小説、その後は、自己啓発本とか読んでいたんだけど。。。あと、映画も良くみたな。
いつしか、物語の中に没頭することに興味が沸かなくなってしまった。。。体験して、もう満足したということなのかな。それとも、真実の中に少し含まれる嘘を見るのが息苦しいからなのかな。。。
大好きな人に問いかける。
この世からお金がなくなるの、いつ頃なんだろうね。
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