この世界に点在する同志がいるとするならば
明日、もし自分が死ぬとしても未練はないな、と思い始めたのは、何年前からなんだろう。
心残りといえば、まだ生きている親より先に逝ってしまうのは可哀そうだなと思うこと、この世界が完全に平和で調和に満ちた世界になるのを見届ける前に立ち去るのは、申し訳ないなと思うこと、この2つしか心に浮かばなくなった。
もちろん、日常的に「これを食べたい。」とか、「ここへ旅に行きたい。」とか「この人に会いたい。」とかは普通にあり、傍からみたら、楽しく普通に人生を送るごく一般的な人間に分類されるん