時間をはずした日
目覚めて突然思った。
「今日は時間をはずした日だ」
そしてそんな自分に驚いてもいた。
前日もその前も、そんなこと考えてもいなかったのに、今日がグレゴリオ暦の何日か、何曜日か、そんな概念すら薄いまま暮らしているのに、目覚めた途端今日がグレゴリオ暦7月25日で13の月の暦の時間をはずした日にあたると認識しているなんて、一体何が起こってしまったんだ!?
13の月の暦が一体どれぐらいの認知度なのかわたしは知らない。
暦がひとつに限らないことは学校に行く年齢になれば多くの人が知るところとなる。日本には旧暦があるからだ。地域によっては旧暦で正月やお盆、七夕などを祝う習慣からもっと幼いころから馴染んでいる方もあるかもしれない。
13の月の暦を知らなくても、マヤ暦といえば聞いたことがある人が多いと思う。このふたつは全く違うものだけれど、詳しいことは専門の方々の本をお読みください。
13の月の暦はわたしからするとこんな暦です。
・ホゼ・アグエイアス博士によって提唱された比較的新しい暦であること。
・その特徴は1年を28日×13か月と時間をはずした日と呼ばれるどの月にも曜日にも属さない1日を加えた365日のサイクルとしたこと。
・つまり月と太陽のリズム両方に調和した自然と生物のリズムにあった暦であること。
この3番目の特徴に加えて、時間のフラクタル構造が理解しやすいつくりになっていたり、その日ごとの周波数というかエネルギーを体感して生きる造りになっていることによって、シンクロニシティを体験しやすくなるなどの話も聞いています。
カレンダーひとつで何かが変わるの?と思われる方も多いと思います。
わたしも初めて知ったころは半信半疑でしたが徐々に理解が進むにつれて、言葉にはしがたいものの「暦の持つ力」というものを実感しています。
このあたりは細かい話を読み漁るより暦に従って生きてみた方が体感も理解も早いと思います。
以下2点、わたしが13の月の暦と暮らすにあたって助けられた本をご紹介します。
■ マヤン・カレンダー2―暦のちから新装改訂版/高橋いづみ 著・高橋 徹 監修 ■
https://www.amazon.co.jp/dp/4899760361/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_GM6G4HHS0GYEW5QVVSD4
△▲△ 13の月の暦では独特の用語があって、最初馴染むのに躓く要素になるかと思います。この本は「キーワード」「問い」「機能」「行為」という月ごとのエネルギーとKIN(日・13の音と26の太陽の紋章の組み合わせで成り立つ260の日ごとのエネルギー)を理解するための大きな助けになった本です。誕生日のKINの相性などがよく話題に上るように感じていますが、単なる占いツールではありません。カレンダーのKIN番号と照らし合わせているうちに、暦にとぐろを巻くように横たわる蛇の螺旋上のリズムとパワーが徐々に体感されると思います。△▲△
■ 宇宙の暦は13か月 新装版/小原大典 著■
https://www.amazon.co.jp/dp/4903814041/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_H2NJX6NEDAKVYJDF2W3X
△▲△ あとがきによると上記の本の監修もされているマヤ暦の研究者である高橋徹氏の勧めで書かれたとのことです。
序文に「13の月の暦」の提唱者であるホゼ・アグエイアス博士の言葉もあります。
印象を言うと内容が大変に美しい本です。
暦の神秘に触れつつそれをワークを通してわかりやすく開示してくれています。奥底に流れる深い愛を感じることができます。
良い解説の本を求めていた時に、Amazonで評価が高かったことから購入を決めたのですが本当に買ってよかったと自信を持ってお勧めできます。△▲△
わたしは「時空のサーファー」どころかまだグレゴリオ暦の時間に捕まると雁字搦めでジタバタしているような人間だ。でも時間のマジックにも気づいている。時間は時間通りじゃない。
今日「時間をはずした日」に気づきながら生きているのも単なる偶然じゃないのだろう。
何にも属さない時間の中で、習慣に引きずられない意識で、明日から始まる新しい暦にジャンプするための時を過ごす。
同じ繰り返しではない、オクターブ上の螺旋へ。
赤い竜とともに1歩を踏み出す。