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ブランドはお客様の頭の中にある <朝日新聞連載 第3回>
こんにちは。株式会社はりまぜデザインの角田です。
朝日新聞さんで2023年より連載をさせていただいております
【農業をデザインする思考】がなんと朝日新聞さんのご厚意でnoteでも読めるようになりました!!朝日新聞和歌山欄で発表した後、こちらnoteへも記事を掲載してまいります。ただ、朝日新聞さんのご依頼で執筆しておりますのでまずは朝日新聞さんで公開します。そのあと、少し時間を置いてからnoteへ掲載、という流れになります。もし続きを早く読みたい!!という方はぜひ和歌山県のあなたは朝日新聞の購読を、他府県にお住まいのあなたはweb版の購読をお願いいたします!では、前回の続きをどうぞ!
前回、ブランドとは高級品を指すのではなく【独自性】だとお話ししました。今回は【ブランド】をどうやって作っていくかについてお話しします。
皆様、ブランドはどこにあるかわかりますか?作り手のものなので、自分たちの圃場や売り揚などにある、もっと概念的に言うと、自分たちの思いのいの中に日ある、と考えてしまいがちですが、実はそうではありません。ブランドが存在するのはたった一カ所、それは【お客様の頭の中】だけなのです。
例えばコカ・コーラを思い出してみてください。ロゴやペットボトルの形、そして赤い色はパッと思い浮かんだと思います。それこそがブランドなのです。ストーリーを作ったとしても、お客様の頭の中になければそれは存在しないことと同じです。
では、どのようにしてお客様の頭の中に自分たちのブランドを育てていくか?ということですが、先程のコカ・コーラをもう一度思い出して頂きたいのですが、何をイメージしましたか?「ロゴ」「ペットボトルの形(パッケージデザイン)」「赤い色」そして「コカ・コーラ」というとても有名な「ネーミング(名前)」だったと思います。これらをブランド・エクイティ(資産)と言います。
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「このトマトは他にはないほど濃い味でおいしいですだから独自性があります!」と、どれだけ言葉で伝えても、お客様は1 週間も経つと忘れてしまいます。しかしその独自性を「ネーミング」」「ロゴ」「パッケージデザイン」「色」といったハッキリと区別できるイメージで伝えることができれば、記憶に残しやすくかつ思い出しやすくなります。
まず必ず必要なのは「ネーミング」です。単なる「トマト」では絶対に記憶に残りません。「山田さん家のトマト」でもダメです。お客様の頭の中に残すためにはブランドを体現し、かつ記憶に残りやすいネーミングが大切です。「消臭力」などはすごいですよね。商品の特徴もしっかり伝わり短い言葉で覚えやすくインパクト大です。
次にロゴ。これも必ず必要な要素です。ロゴのないブランドはとても弱くお客様の頭の中には絶対に残りません。コカ・コーラもあの有名なロゴのお陰で記憶に残ります。ちなみに以前、あのロゴを変更したことがありましたが(new Cokeとしてロゴも味も変更)世界中からクレームが殺到し、元に戻したようです。コカ・コーラは会社のものではなくお客様のものだという、とてもいい事例です。
次はパッケージデザイン。有形の商品には必ず必要になります。「お〜いお
茶」「ハミング」などの消耗品から、「iPhone」の箱まで、どのブランドもしっかりと自分たちの世界観を形にしています。しかしパッケージデザインの難しさは、セールスの要素(機能性)と、ブランドの世界観を伝えるエモーショナルな要素(情緒性)のバランスです。売り婦やお客様によって、しっかり考えないと失敗します。
そして最後に色です。これは商品やサービスの揚合は「ブランドカラー」、会社などは「コーポレートカラー」と言います。コカ・コーラのすごいところは、会社も商品もこの赤、で統一されているところです。
では次回からは各項自を詳しく解説していきます。
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