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播磨陰陽道

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播磨陰陽師の独り言・第百七十六話「北海道にしかない食べ物」

播磨陰陽師の独り言・第百七十六話「北海道にしかない食べ物」

 北海道にしかないと言うのを知らなかったチープな食べ物のひとつに、〈大甞飴〉と呼ばれるお菓子があります。
 このお菓子は、北海道でしか売られておらず、しかも冬限定のお菓子です。子供の頃によく食べました。あの頃は普通に買えたので、どこでも売っていると思い込んでいました。大正4年から売られているので昔からあるお菓子です。冬に限定されるのは溶けやすいからでしょうか? 噛まずに舐めながら食べます。
 飴の

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播磨陰陽師の独り言・第百七十五話「春の節分のこと」

播磨陰陽師の独り言・第百七十五話「春の節分のこと」

 二月になりました。今月のイベントとしては節分と立春があります。と言うか、これしかありません。あるとすれば二月十日に〈初午〉があるくらいかなぁ。もちろん二十四節気の各々のイベントはあります。書くほどでもありませんが、出来る限り書いておきたいと思います。
 さて、一般に〈節分〉と言えば二月三日のことです。節分は特に春の節分のことを意味する場合が多いのですが、昔は、立春・立夏・立秋・立冬の各々に節分が

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播磨陰陽師の独り言・第百七十四話「寒いですねぇ」

播磨陰陽師の独り言・第百七十四話「寒いですねぇ」

 先日、北海道でマイナス17度の寒さを記録したそうです。
 毎日、寒いですねぇ。
 私の田舎・十勝平野では、他でも言うかも知れませんが、この物凄い寒さのことを〈しばれる〉と言います。
 祖母によると、
「凍った荒縄で、濡れた手足を縛られるような寒さのことを、寒さにしばられると言っていたものが、やがて省略されて、しばれるになって行った」
 そうです。
 北海道でも十勝平野は特に寒いので、子供の頃、マ

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播磨陰陽師の独り言・第百七十三話「イノブタの味」

播磨陰陽師の独り言・第百七十三話「イノブタの味」

 和歌山のすさみ町が珍し観光キャンペーンを行なっています。二月の午前7時の気温が一度未満となった時、寒さ料として、次の宿泊料を割引きするそうです。ちなみに、すさみ町の二月の平均気温は5度4分。もう30年以上もこのキャンペーンを行なっているそうですが、まだ2回しか気温が下回ったことはないと言います。この町が暖かいので、こんなキャンペーンを行なっているのですね。
 すさみ町と言えばイノブタが有名です。

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播磨陰陽師の独り言・第百七十二話「さとり世代」

播磨陰陽師の独り言・第百七十二話「さとり世代」

 世の中は〈ゆとり世代〉を超え、〈さとり世代〉と言われて久しく時が経ちます。
 しかし、あまり〈さとり世代〉の人を目撃することはありませんでした。
 それが大阪の病院でのことです。回診に来た先生が必要な機材のことを看護師さんに尋ねると、
「ありません」
 と言ったのです。
 すると少し上の看護師さんが、
「自分が作るんやでぇ」
「えっ、あたしがですか?」
 と言った瞬間、先生が、
「ゆとりか?」

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播磨陰陽師の独り言・第百七十一話「霊符文字のこと」〈後編〉

播磨陰陽師の独り言・第百七十一話「霊符文字のこと」〈後編〉

 左右対象の文字を霊符に書くのは、霊たちが読めるようにするためです。これは前回に説明を書きました。
 この左右対象の文字には、もうひとつの意味があります。この意味を説明する時は、左右対象の文字を〈鏡像文字〉と呼ぶことにします。ここで説明する〈鏡像文字〉は宇宙の真理を表す文字です。宇宙の真理は、宇宙にあまねく存在する神霊の基本原理ですので、その意味からも知っておく必要があると思います。
 さて、この

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播磨陰陽師の独り言・第百七十話「霊符文字のこと」〈前編〉

播磨陰陽師の独り言・第百七十話「霊符文字のこと」〈前編〉

 霊符に書く種類の左右対象の形をした特殊な文字があります。これには、ふたつの意味があります。ひとつは、この文字の呼び名に関わることです。そしてもうひとつは、宇宙の真理に関することです。
 左右対象の文字とは、たとえば節分に使う〈立春大吉〉の文字とか、禁止を表す〈禁〉の字とか、あめと読む〈天〉の文字のことです。
 陰陽五行の〈木火土金水〉の各々の文字も左右対象で使う文字の一種です。もっとも、〈水〉は

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播磨陰陽師の独り言・第百六十九話「鳥獣人物戯画」〈後編〉

播磨陰陽師の独り言・第百六十九話「鳥獣人物戯画」〈後編〉

 仏像のような蛙は学問の神である菅原道真公を表してます。道真公配下の陰陽師集団は〈菅原衆〉と呼ばれていました。それがやがて〈菅原衆〉と呼び方を変え、時代は下がって織田家陰陽師集団として知られる〈神祓衆〉の祖先となりました。
 道真公の祟りを鎮め、神としての力を発揮するため、梟である北極星と北斗七星の神を必ず後ろに配置しています。

 絵の中に一匹だけ烏帽子を被った猫が出てきます。これは法師陰陽師を

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播磨陰陽師の独り言・第百六十八話「鳥獣人物戯画」〈中編〉

播磨陰陽師の独り言・第百六十八話「鳥獣人物戯画」〈中編〉

 当時の人たちは、草を盗んで逃げる半島の僧侶の絵を見ると、草薙の剣盗難事件を思い出します。
 草薙の剣盗難事件は、大阪・放出の地名の由来となった事件です。関西の人で、放出中古車センターのCMを知らなき人は少ないんじゃないのかなぁ。とても有名です。
 草薙の剣は三種の神器のひとつです。
 その昔、半島に新羅の国があった頃のお話しです。新羅の僧侶・道行が熱田神宮から草薙の剣を盗んで逃げる事件が発生しま

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播磨陰陽師の独り言・第百六十七話「鳥獣人物戯画」〈前編〉

播磨陰陽師の独り言・第百六十七話「鳥獣人物戯画」〈前編〉

 最近、鳥獣人物戯画にはまっています。ある時、ふと、その意味が分かる瞬間があったからです。もちろん一般に知られた意味ではありません。あくまで、播磨陰陽道に伝わる解釈として意味を理解したのです。

 ではまず、鳥獣人物戯画の中で最も有名な、逃げる猿の絵についてお伝えします。
 動物なのに登場人物と言うのも何ですが、ここには逃げる猿を追いかける兎と、二匹の蛙が登場します。
 猿には麦わら帽子のような奇

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播磨陰陽師の独り言・第百六十六話「病院の怪」

播磨陰陽師の独り言・第百六十六話「病院の怪」

 学校とか病院とかに怪談はつきものなのか、前に入院していた病院にも怪談話がついていました。別に看護師さんたちに聞いてまわった訳ではありませんが、昔からこの病院の噂話は聞いていました。
 ふと、夜中に、リアルタイムに体験したことを報告してくれる看護師さんもいました。
 たいがいは報告してくれた後、
「どうしたら良いでしょう?」
 と聞かれます。その都度、適切な対応を伝えています。

 さて、この病院

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播磨陰陽師の独り言・第百六十五話「マーケティングしない世界」

播磨陰陽師の独り言・第百六十五話「マーケティングしない世界」

 ゲームの開発の仕事はマーケティングと言うものを行いません。マーケティングにはいくつかの種類がありますが、ここで言うマーケティングとは、今の流行を調べて商品を作ることです。
 ゲームの開発は何が世間で流行しているかなど無関係な世界です。流行に乗るのが商品開発では必要な要素と言われています。しかし、ゲーム開発をしていた頃、社長に、
「今は、こう言うゲームが流行していますので、次は、こんな感じのゲーム

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播磨陰陽師の独り言・第百六十四話「聖徳太子聖霊会」

播磨陰陽師の独り言・第百六十四話「聖徳太子聖霊会」

 江戸時代に書かれた『難波鑑』第一巻の中に、一月二十二日の行事として、聖徳太子聖霊会が書かれています。

——今日は太子の御忌日である。その職掌行列は、涅槃会のごとくにして、伶人の舞は、終日、百十番の舞いがある。いにしえは一月二十一日より二十三日まで三日の間あったが、大層のことであるとして、今は二十二日に行うこととなった。

 とあります。昔は大阪中で行われていたそうです。春の風物詩のようなお祭り

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播磨陰陽師の独り言・第百六十三話「ハワイの思い出」

播磨陰陽師の独り言・第百六十三話「ハワイの思い出」

 かなり海外へ旅行していますが、仕事以外で海外へ行ったのはハワイくらいじゃないかなぁ。もう十年以上も前のことですが、妻の兄の結婚式でハワイへ行きました。ハワイへ行ったのは後にも先にもその一度だけ。また、仕事以外で外国へ行ったのもその時だけでした。
 海外へはかなり行っています。
 ヨーロッパは、フランス、ドイツ、オーストラリア、スイスなどへ。アメリカはシリコンバレーを中心にウンザリするほど行ってい

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