大切な部位は「耳」!寒さ+気圧爆下がり時の8つのセルフケア
現在2023年1月24日22:00。「数十年に一度の大寒波」「最強寒波」「不要不急の外出は避けて」と国土交通省と気象庁が呼びかけをしていますね
また、ここ2週間ほど激しい気圧の乱高下が続いており、私も皆様が心配になってついTwitterではボンボンボンと気圧対策のツイートを連続であげてしまいましたが、まとめる必要があるなと思い今回は無料で知識をご提供致します
今回ほとんどの人は何かしらの不調が出て当たりまえ
まず、こんな気圧の激しい乱高下が続けば何かしらの不調が出て当たりまえです。決して自分を責めてはいけませんよ。現在外はとてつもない強風が吹いていますが、高気圧や低気圧は気流の動きです。風が強いということはそれだけ急激に気圧が変化していることになります
自律神経と気圧との関係を軽く触れておきますが、高気圧時には血管は収縮しやすく、低気圧時には血管が拡張します。そして我々の体は自律神経が交感神経(ON)に偏ると血管が収縮し、副交感神経へと偏ることで血管が拡張するのです
普段から体を整えて自律神経が正常に働いていると、生体恒常という正常に保たせる機能が私たちの体にはあり、これをホメオスタシスと言います
例えば、血管は収縮と拡張を繰り返すことでポンプ作用の働きから正常な血流の勢いを維持できますが、気圧が急降下をして血管が拡張し続けてしまった時に自律神経が働いて血管を収縮させるのです
ですので日頃から疲れやストレスを解消して自律神経を整えましょうと発信をしていますが、今回のように「長期的な激しい寒さ+気圧の乱高下」が続く時はさすがに普段健康な人でも何かしらの不調を訴えてもおかしくありません
気圧と耳の関係
気圧の変化は内耳が感知して脳へと信号が送られます。これは体を環境に適応させるためにあり、内耳の機能低下は脳へと信号がうまく伝わらず環境への適応が上手くいかなくなるのです
簡単に例えを出すと、気圧が急激に低下をして血管が拡張しているにも関わらず、自律神経が乱れているとそれに気づかず血管を収縮させる信号が起こらないことで片頭痛や関節痛、むくみ、眠気がいつまでも続く、落ち込みやすい、無気力になるなど心身の不調が起こります
ですので不調とは体のどこかしらが正常に働いていませんよというサインなのです。このサインを大きな病気ではないからと放っておくことが癌や内臓疾患、心筋梗塞、脳卒中などに発展してしまうということを覚えておきましょう
そして、耳は腎・膀胱と関係が深く、腎と膀胱は冬と関係の深い臓腑となります
これでもここまでの説明をかなり簡単にまとめたのですが、要するにこの寒い時期の気圧乱高下、特に低気圧時の対策としては耳と腎・膀胱のセルフケアをするべきだということです
そのケアを先日ボンボンボンと連続でツイートしてしまったのでまとめていきましょう
寒さ+気圧爆下がり時の8つのセルフケア
耳と腎・膀胱に関するセルフケアを順番に解説していきましょう
①イヤーマフ(耳当て)をする
血流の維持・改善の基本は「冷やさず温めること」です
②耳マッサージをする
最近は新型コロナウィルスの流行からマスクの多用化で耳周囲の血流が悪くなっている人が多いことも気圧の変動についていけない理由だと私は感じています
※マッサージの方法は動画が分かりやすいのでご覧ください
③入浴後はしっかりと髪を乾かす
髪が濡れていると「寒邪や湿邪」が悪さをします。冷えて頭部が硬くなることでも耳の血流に影響するため、ドライヤーでしっかりと乾かしましょう。後頭部を乾かしきれていない人が多いので注意してください
④正しい姿勢を意識する
画像にあるように、背中が丸まると筋肉の全体的なバランスから頭部が前に出ることで結果、耳周囲の血流が悪くなります
ずっと正しい姿勢をキープすることは難しいと思いますので、時々意識しましょう
⑤下腹部・腰・お尻を冷やさない
腎と膀胱は腰と関係が深いので腰を冷やさず温めることは基本ですが、その前面にある下腹部は筋肉量が少なく冷えやすいところであり、腰の近くにあるお尻は冷えやすい性質のある脂肪が沢山ある部位ですので一緒に温めましょう
腰は冷えに弱いところです。腹巻きや股引きを使いながら外出時にはカイロを使用して養生してください
⑥足首を冷やさず温める
とくに足首の内側には少陰腎経といって、腎に関係するツボが沢山ありますのでアンクルウォーマーやレッグウォーマーなどで温めてあげましょう
また、寝る時は足の裏の発汗作用から体温調節をして睡眠の質を良い状態に保つため、足の裏が出るウォーマーがちょうど良いのです。ちなみに私は踵付近まで腎のツボがあるので踵を覆うように引っ掛けて寝ています
⑦フードをかぶる
フードは耳と自律神経が沢山走っている首を冷気から守れるため、本日のように風が強い時は被ってしまいましょう。風に当たることは「だるさ」も出やすく脳にも良くないためお気をつけください(脳卒中=中風といい、風に中ると書きます)
⑧翳風を温める
翳風とは耳たぶの裏にあるツボになります。お湯の入れたペットボトルやホットタオルなどで温めると良いですが、敏感な場所なので当てる時は気をつけましょう
私はカマヤペットという棒灸で翳風周囲を温めるのが好きです
ただし、翳風を温める時は片頭痛やめまい、耳鳴りなど耳に関係する症状の発作時には悪化する場合があるため控えましょう。気圧が落ち着き発作が無くなった調子の良いときに、次の気圧の乱れ対策として行ってください
以上で今回紹介するセルフケアは終わりにしたいと思います
直近では1月27日(金)に再び急激に気圧が下がりますので、正しい生活習慣と一緒に今回紹介したことを普段から意識していきましょう
少しでも急激な気圧の低下に対応できる人が増えますように
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