枕草子に見る秋の情景。私が見た無数の黒点....
枕草子 第一段に書き留められているのは、四季の美しさや情景。
出典:国立国会図書館 デジタルコレクション
※寛永年間(江戸時代前期1624年から1644年)に刊行された古活字本の電子版
◇◇◇
枕草子 秋の描写で特徴的なのは.....
・夕暮れ時に家路に向かう烏
・列をなして飛ぶ雁
・夜に聞こえる虫の音
〈参考文献:21世紀版・少年少女古典文学館 4枕草子 大庭 みな子 著〉
鳥たちのゆったりとした羽ばたきから想起されるのは、黄昏時、刻一刻と変わりゆく空の色。
日が沈み..虫の音が響くと、静かな秋夜へと場面が切り替わるようで、穏やかな時間の流れを感じる。
枕草子は平安時代の作品。当時の季節感は、今とはやや異なります。
〈平安時代 季節の区切り〉
・春=1〜3月 ・夏=4〜6月
・秋=7〜9月 ・冬=10〜12月
さて、2024年7月〜9月頃を振り返ってみると....まだまだ盛夏!と言える程の猛暑。
夏の夕暮れ時に空を見上げると....
夥しい数のムクドリ!!!
何百....いや、千匹はいるはず。。
清少納言が眺めた情景とは、似ても似つかぬ空。
今夏だけで、何回落とし物が直撃したことか.....。
走行中の自転車に落とされること4回。
私の肩に1回。
わざわざ避けて通っているつもりなのに!
憤慨、、、糞害。。
ちなみに、もう11月ですがムクドリまだいます。
渡り鳥かと思っていましたが、同じ場所に住み着くなんて!
嗚呼。
騒音と糞害に怯えずゆったり夕空を眺めるのは、いつになるやら。。
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