《絵本レビュー》おつきみおばけ
こんばんわ。
台風10号が猛威を奮って、近づいてきております。(なんと920hPa!!!!)
備えあれば憂いなしと言いますが
スーパーに行ってもパンはなく、家々の窓にはテープがバッテンに貼られております。
他県の友人からも心配のLINEがきます。
なんか、マリオで言うクッパが来るというやつです。(笑)
どうか無難ですみますように...。
はい、では今日もいってみましょう!
レビューする絵本は、【おつきみおばけ】です。
作者は、せなけいこさん。
初版は、2015年8月です。
《ストーリーについて》
森の中に小さなオバケがいました。
ある日のこと、ママとはぐれたうさぎちゃんを発見。
お月見の夜、ちいさなうさぎちゃんを、なぐさめようと、親切なおばけちゃんは、お団子に化けますが....
2人の掛け合いが、なんだか姉妹にみえてくるほんわかな一冊です(^^)
《10コの好きなところ》
①サイズが小さめなので、小さいお子様でも持てるところ。
②おばけ×うさぎ×お月見の組み合わせはもってこい。
③いつも通り、切り絵のおばけちゃんの表情が豊かで可愛い。
④縦書きの文が、どこか懐かしく文字も大きめなので読みやすい。
⑤おばけちゃんが、おだんごに化けるところに優しさしか感じない。
⑥からの、うさぎちゃんがおだんごをかじりオバケちゃんが泣くというくだりも愛しい。
⑦しかも、このシーンだけ背景が赤。おばけちゃんの痛みを加速させる色。
⑧この後、おかあさんうさぎが登場するところが話の転換でホッとできる。
⑨うさぎちゃんが口に指を当てているシーンから、結構おばけちゃんより幼いことがわかる。
⑩最後は、おだんごを一緒に食べてハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(4.7)は、
『おつきみしってるよー』
『なんで、おばけちゃん、おだんごにへんしんしたの?』
って言っていました。(笑)
わたしも、読み聞かせをしながら、
おばけちゃんの優しさや、一生懸命さ。
それに気づかない、幼いうさぎちゃんとのやりとりが、もうとっても可愛いなって思いました。
おかあさんうさぎが来てくれた時には、全てが丸くおさめてくれるという安心感がありました。(笑)
《おしまいの言葉》
この、おかあさんの登場ってほんと安心感がありますよね。
何かトラブルが起こっても、この人が出てくればもう安心みたいな。
それは、ヒーロー系ではなく、母性で制すみたいな包み込むような愛の救い方があると思うんです。
子供たちには、そういう愛が必要なのかもしれませんね。
心置きなく、子ども達が泣いたり笑ったりできるのも、今日のお母さん達の愛でありがんばりであると思うわけです。
世のお母さんたちに幸あれ!
いつも、おつかれさまでございます。
☆彡