《絵本レビュー》ぼくはいしころ
こんばんわ!
今日は、金曜ロードショーで〝コナン君〟の映画やってますね。
なんか、コナン君って随分前から、あるような...。(かぁー、年を感じます(笑))
さぁ、本日もやっていきましょう!
レビューする絵本はコチラ【ぼくはいしころ】です。
作者は、イラストレーターでもある坂本千明さん。
初版は、2020年9月です。
《ストーリーについて》
黒猫は、道端にポツンとひとりぼっち。
それはまるで、石ころと同じです。
ずっとずっと、孤高で誰も気にも止めない。
でも、それでいいと諦めてました。
だまっていれば、平和だと思い込ませていました。
ところが、ある日『こんばんわ』って呼びかけられ...。
孤独だった、黒猫が自分の気持ちに向き合いながら自分を取り戻していく物語です。
《10コの好きなところ》
①紙版画で描かれいる黒猫の毛並み感がリアルそのもの。
②そして、絶対的にカワイイし、あえて黒色の猫の設定にもしたのかなと思わせるところ。ますます、孤独感がでている。
③雨の様子も、黒猫をたくさん使って表現しているところがとっても素敵。しかも、1ページまるまる。
④絵本の見返しの用紙もとってもこだわっていて、そこに文字をのせる印刷技術にも圧倒される。
⑤自然の中の自分の孤独な部分と重ねている前半のストーリーにグッときた。
⑥さらに、まだ子猫だった頃の回想シーンも描かれていて、ウルウルなった。
⑦一日の行動を、昼と夜に分けて描かれているところがわかりやすいし、孤独感がすごく伝わる。
⑧挨拶や、いきものとしての感情をおし殺している気持ちが伝わるような文の表現力。
⑨人間に優しくされるところから話の流れは大きくかわっていく構成が絵本らしくて好き。
⑩最後は、いしころに別れを告げて、ハッピーエンド(笑)。
《読み聞かせをしてみて》
これは、大人に響くような絵本かもしれないと思いましたね。
娘たち(4.7)は、ただただ黒猫が可愛かったみたいですが(笑)
まぁ、最後はよかったねーなんて軽めに言ってましたが。(いやぁ、それでいいんですけど)
わたしは、終始ウルウルしてましたね。
もー共感と共鳴ですよ(^^)
《おしまいの言葉》
大人になると、気持ちを我慢することが上手くなっていったりしませんか?
でも、キチンとストレスはたまるみたいな(笑)
どこかで、自由に生きたい!
ありのまま生きたい!
って思いますよね(^^)
生きていたら、愛を求めるのは当たり前で
でも、『愛をください』とはなかなか言えないわけで(笑)
だから、まずは愛を与える人間になりたいですね。
そしたら、この黒猫ちゃんみたいな子を、本当の意味で守れたり、愛することができるんですかね?
ミャーオからの
チャーオ!!
☆彡