《絵本レビュー》どしゃぶり
こんにちは(^^)
今日は日曜日ですね、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
めちゃくちゃ暑いので、室内で昨日絵本レビューしました色水遊びをしてみようかなと思っています。
がしかし、部屋の散らかり方が尋常じゃないのでまずは片付けてもらってから(笑)っと....。
さぁ、その間に絵本レビューいってみましょう!
この季節は急な雨がふってきますよね。
そんな時期にピッタリの絵本【どしゃぶり】です。
文は、絵本作家で漫画家でもある、おーなり由子さん。(ファン)
絵は、イラストレーターでもある、はたこうしろうさんです。
初版は、2018年6月です。
《ストーリーについて》
ばらばらっ、じゃばばば、ぶっしゃーん...。
晴れた空に、真っ黒の雲がこっちへきました。
雨がぽつぽつと降ってきて、だんだんひどくなってきます。
空から、地面からいろんな音が聞こえます。
男の子は、靴をぬいで傘を捨てて走ります。
どしゃぶりと、楽しく遊ぶ爽快な物語です。
《10コの好きなところ》
①いろんな雨の音を言葉で表現していて楽しいし、勉強になる。
②さまざまな角度から描かれているので、人間と空の対比が絶妙に良い。
③音や匂い、さまざまな五感を使っているような表現方法を取り入れているところがステキ。
④【かさのたいこ】【雨が歌っている】とか、比喩を用いて書かれているところが詩的。
⑤男の子が、すごい雨を楽しんでいるところが素敵すぎる。また、ドンドン雨と仲良くなっていく自然体な様子もまたよい。
⑥文のレイアウトも、斜めに入ったりしていて
リズムもあるし、退屈させないような仕組みになっている。雨の音に比例して文字の大きさが変わる。
⑦構図も、近づいてみたり遠めだったりとバラバラなので、ワクワクがつたわってくる。
⑧雨の粒の大きさや、雨粒の跳ね具合がとてもリアルに美しく描かれている。
⑨文がない、どしゃぶりで男の子が喜んでいるページがあるんだけど、絵の表現だけで時が止まったようにみえる。
⑩ 最後は、雨さんバイバイでハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
とにかく、雨の音をいろんな言葉で表現しているので、雨の気持ちになって声にも強弱をつけながら読み聞かせしました。
娘たち(7.4)も、
『あめふってきたねぇー』
『きもちよさそうだねぇー』
みたいな感じで、主人公の男の子に同調しておりました。
《おしまいの言葉》
実は、おーなりさんが好きで本を数冊持っていたんです。
だから、この本を見つけた時は即決しましたね。
わたくし梅雨の時期に生まれたのが影響しているのかはわかりませんが(笑)雨も好きで、この主人公の男の子と一緒の行動をしておりました。
雨の中、傘を捨てて、『もっと、こーーい!』と言ったのは他ならぬ私でもあります。
そしたら、応えてくれてるかのように、ザーーーーっと降るわけなんですよね。
そういう不思議で気持ちいい感覚は、今でもあります。
たまには、大人も傘もささずに雨にうたれたいときだってありますがな。
☆彡