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《絵本レビュー》ちいさいおうち

こんばんわ。

台風が過ぎ去った後は、何事もなかったかのように晴れて、よく洗濯物が乾きました。

(なんか、眠れなかったから今日は疲れたなぁ)そして、やけに今朝涼しかったですよ。

おかげで遅刻しましたがな、娘よゴメン。

さぁ、今日もやっていきましょう。

レビューする絵本は【ちいさいおうち】です。

作者は、バージニア・リー・バートンさん。
訳は、石井桃子さんです。

初版は、1954年4月です。


《ストーリーについて》

むかしむかし、ずっと田舎の静かなところに小さいおうちがありました。

丈夫に建てた人は、ずっと売ることはできない事をそのおうちに伝えました。

丘の上から、草木や鳥たちを愛でたり、お日さまやお月さまを眺めているような四季折々の景色を感じてました。

ところが、ある日道路ができて、馬ではなく自動車が増え、どんどん周りの環境が変化していきます....。

それから、小さいおうちの周りは少しずつ変化していきました。

時代を超えて、売らなかった小さいおうちの行末に考えさせられたり感動したりする一冊です。


《10コの好きなところ》

①題字がすごくおしゃれで、中身もすごい気合の入った一冊になっていると思う。

②サイズは小さめなんだけど、ページ数、イラスト数、文の数も、かなり多めでステキ。

③この小さいおうちは、意志があり気持ちがあり町に興味をもつところからこの物語ははじまる。共感をもてば、その経験が来るという流れ。

④四季折々の季語がたくさん文の中に含まれていて絵と共に情景を五感で想像できるし感じれるところ。

⑤後半は、小さいおうちの周りの環境が目まぐるしく変化していく流れがキーポイント。

⑥これって、経済成長をあらわしているんだと思うくらい目まぐるしい発展。

⑦とにかく文も細かく書かれているので、小さいおうちの気持ちが手にとるようにわかる。だんだん嫌になっていく様子。

⑧経済成長とげる街並みは、人も慌ただしいコトがわかる。もう、季節もわからなければ小さいおうち自身が埋もれている。

⑨街の灯が明るければ、自然を感じられないことがわかる。街へ行きたい気持ちからココへと繋がる構成。

⑩最後は、田舎へお引越ししてハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7.4)は、深い意味はわかることはなかったんですが、田舎が都会に変わる様子は感じていたみたいでしたね。

『小さいおうちがかわいそうねぇ』
『もう、みえないねぇ〜。』

って、小さいおうちが嘆いている気持ちはわかったんでしょうね。

わたしは、結構考えさせられましたね。
まぁ、かなりの文章量なのでそこにも詩的な表現もされており、なんだかなんだかなんだかなぁって。

都会も田舎もいいはずなんですけどね。


《おしまいの言葉》

人間の多くは、ドラえもんが欲しいとかっておもんでしょうかね。

便利なコト・モノって、本当に最高なんですけどデメリットもしっかりあるわけで。

それをわかっているんですが、楽したいんですよね。(笑)

自分の幸せって、なんなんでしょうかね。

まったく。

☆彡





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