《絵本レビュー》さんたおじさんのいねむり
こんばんわ!
今日は冬至なんですねっ。
ゆず湯やカボチャたべて、英気を養い寒い冬を乗り越えたいものです。
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は『サンタおじさんのいねむり』です。
作は、ルイーズ=ファチオさん。
文は、まえだみえこさん。
絵は、かきもとこうぞうさん。
初版は、1969年12月です。
《ストーリーについて》
クリスマスイブの夜。
プレゼントを配る前に、サンタおじさんは、疲れたので少し休むことにしました。
ところがお弁当を食べたらお腹がいっぱいになって木の下で眠ってしまいます。
それを見ていたキツネが考えたこととは....。
さぁ、プレゼントはクリスマスに間に合うのでしょうか?
世界中の人々に読み継がれてきた心温まる感動の物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、動物たちが力を合わせてサンタさんの代わりにプレゼントを届けているところが描かれていて、特に背景が白色ではなく赤い色というところに愛を感じる。
②見返しも、表紙の背景と同じ暖色系で継続的な愛を感じる。
③題字の文字は、クセのあるゴシック体で、タイトルとマッチしてサンタさんの性格が際立つ。
④絵も、人間味のある庶民的なサンタさんと雪景色の情景を実に柔らかく優しく描いている。
⑤文は、絵物語風の本ともとれる絵本を子供でもわかるように単純明快に書かれているところが、ステキ。
⑥冒頭からキーポイントになるキツネの絵が描かれていて一件プレゼントを盗むのかな?って思わせてくれるところが良い。
⑦まさかのサンタさんの奥さんも登場して、コーヒーとサンドイッチを持たせるところが一般家庭っぽくておもしろい。
⑧まさかのサンタさん、サンドイッチ食べてお腹いっぱいになって寝たという失態っぷりが完璧じゃなくていい。
⑨森の動物たちが力を合わせてサンタさんの代わりにプレゼントを配るところが優しくてファンタジーなんだけど、きちんと考えられている。
⑩最後は、動物たちもサンタさんも雪の上に字の手紙を書き合ってのハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『サンタさんさ、おくさんから、ちゅういされてるね(笑)』
『ねーねー、ここはさ、ゆきふらないのかなぁ?わたしも、ゆきのうえに、おてがみかきたぁーい!』
『くまは、ちからもちだからさ、おおきいプレゼントもてるよねっ』
って、言ってました。(笑)
わたしはですね、サンタさん夫婦のやりとりをもう少しみたいなぁなんて思いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
大人になっても、雪が降った地面を蹴ったり、文字を書いたりしたくなりませんか?
どうでしょうか?(笑)
うちの地域は、雪が積もることは限りなく少ないんですが、少しでも積もれば嬉しくてですね。
地面に書いちゃいますね♫
そういう、子供心って大人になっても誰の心にもあるんじゃないのかなぁって思います。
例えばあの、イルミネーションをみている大人の目は、まるで子どものキラキラした目そのものです。
大人の自分の中に、子どもの自分がいるんですよね。
そういう意味でも、クリスマスは貴重なのです。
☆彡
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