《絵本レビュー》みっけちゃん
少しずつ、夜風が冷たく感じるようになってきましたねっ。
ルンですよ、ルン♪
7月8月暑かったぁ〜!
夏休み明け9月に入り、娘たちは学校へ行きたくない〜といいながらノロノロ登校していきました。(笑)
小学校の行事は、これから社会科見学や芋掘りがあるようで。
遠足の秋・食欲の秋になりますなぁ。
そんなことを考えとったら、えっ?この前、初日の出みたばっかりやんと焦りを感じる今日この頃で。
なんで、せっせと今日は、童話【みっけちゃん】のレビューをしようと思います!パチパチパチ。
〔文・絵〕つつみあれい
〔発行所〕フェリシモ出版
〔初版〕2008年7月
《ストーリーについて》
ある日、男が出かけた森で、木の枝に置き去りにされた子ども(みっけちゃん)を見つけました。
そんで家に連れて帰り自分の娘(レーネちゃん)と育てることにしました。
みっけちゃんとレーネちゃんは、大好き同士の大の仲良しで、いつも一緒にいることになります。
そんな中、その家にいる年寄りの料理女がみっけちゃんを食べようと計画立てていることがわかり…!?
フェリシモ出版おはなしのたからばこ全集33冊の中の1冊。
仲良しコンビが、料理女をギャフンといわすハラハラ痛快冒険の物語です。
《10コの視点》
【キャラクター】
・みっけちゃん
・レーネちゃん
・男(レーネちゃんのお父さん)
・年寄りの料理女
・3人の下男(料理女の召使)
【舞台】
・森の中
【構成】
ある日、森の中で男が木の枝にいた、みっけちゃんを見つける
↓
娘のレーネちゃんと一緒にみっちゃんも暮らし、仲良くなる
↓
その家には、お手伝いの料理女もいて、みっけちゃんを食べようと、もくろんでいることをレーネちゃんが知る
↓
みっけちゃんとレーネちゃんは、森の中へ逃げ、薔薇になり教会になって、料理女の召使(3人の下男)たちから逃げる
↓
これじゃ埒があかないと、料理女自ら追いかけるが、みっけちゃんとレーネちゃんは池とアヒルになって、料理女はその池で溺れて死ぬ
【文】
つつみあれいさんの落語のような、調子の良いテンポの有る文が読んでいて楽しい。恐さを感じさせない文体。
【絵】
料理女の怒る度合いにより、悪魔のように角と尻尾が出てくるところがおもしろい。物語は残酷なんだけど、画風がポップでほんわかしているので、これまた楽しく読める。
【ハッピーエンド】
料理女が池に溺れてハッピーエンド
【表表紙・裏表紙】
みっけちゃんとレーネちゃんが仲良く森の中を歩いている様が描かれている。
【見返し】
なんだろ、森の中の花なのかな…オレンジ色で抽象的にページ一面に描かれている。
いや、解った!!これは料理女の服の柄だ。
【題字の文字】
木の板に筆で書いたようなデザイン。
表紙とマッチング〜。
《読み聞かせをしてみて》
『なんだよ このマジョは!(7)』
『みっけちゃんとレーネちゃんも まほうつかえるんだねぇ(10)』
『こういう魔女が家にいたら恐すぎだよ(母)』
料理女が話す部分は、なりきって読み聞かせしました。なぜなら娘たちを震え上がらせようと思って…そしたら、次女から怒られました。
《おしまいの言葉》
グリム童話って恐いっす!
有名どころの作品で言うと、
◯オオカミと七ひきのこやぎ
◯ヘンゼルとグレーテル
◯赤ずきん
◯白雪姫
でしょうか?
私のグリム童話のイメージは、喰ったり死んだり魔法をかけたりみたいな恐い感じで…
なぜなら小さい頃、保育園でそういう童話を読み聞かせしてもらってたんですよな。だから、わたし魔女が本当にいると思って怯えとったんです。
んで、さらに夕方になるとお迎えの時間まで〔ひょっこりひょうたん島〕の人形劇番組を観させられて。
そこにも魔女が登場するという…
忘れもしない、魔女パトラとペラとルナ。
んで、この魔女達歌うんですな…
魔女の1週間の歌を…(月曜日にはマンデー ♪カエルをカボチャにかえる〜♪楽しい月曜日〜♪)
楽しくないよ、むしろこわいよ?
人形独特の恐さもあるし。なんか、歌いながらグツグツ煮てたし。
その後、どんだけ夢で魔女から追いかけられたかっ!!!
もうトラウマだよ。
まぁ、そんなことを懐かしく思い出しながら現在、わたしは娘たちを脅かそうとしてますからね。
イーッヒヒヒヒ!
☆彡こりないコボシより
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