自分らしいリーダーシップ=影響力を発揮するには?(読書記録)
「リーダーシップ」って聞くと、「あ〜管理職目指す人?」「リーダーってなんか大変そう」などなど、ちょっと遠いイメージありませんか?
実は私も有冬典子さんの「リーダーシップに出会う瞬間〜成人発達理論による自己成長のプロセス〜」に出会うまでは、企業の中でリーダーを目指す人のもの、という印象で……。
それが、著者の有冬さんをお招きしたママボラン(現ママノバ)の読書会でがらっと印象が変わりました。
まず、リーダーシップの定義は色々あるけれど、ここではずばり「影響力」と定義づけられてます。なんと、赤ちゃんのようなただそこにいるだけの人ですら、影響力は発しているとのこと。目から鱗の考え方でした。
本では、この影響力に自覚的になろうというところからスタートします。自分の影響力の起点に自覚的になる=事実をどう認識し判断かしているかに自覚的になるという話は、社会構成主義とも通じる話しでとても面白かったです。
※社会構成主義の読書会の記録はこちら
話の本筋としては、その影響力=リーダーシップを、成人発達理論の自己成長のプロセスと併せて解説されてます。これが、物語形式になっているのがすごくわかりやすい!自分にとって耳が痛い話も多くありました。
物語のゴールは、「自分らしい影響力=リーダーシップ」を発揮していくためにどうしたら良いのか?というところ。
古い調査では7割の人がこの段階で終えるという「他者依存段階」から、いかに次のステップの「自己主導段階」へと進めていくことができるのか?がわかりやすく解説してあり、そしてそれが実現できると、本当の意味で「自分はこう生きたい!」という自分らしさを手に入れることができるということでした。
特に読書会の中で話が出ていた、自分のコアな願いに気づくためには、「どうすべき?」「何が正しい?」ではなく、「どうしたい?」「何を大切にしたい?」を自分に問い続けることが大事ということが印象的でした。
自分の思考や発言が、「恐れ」や「保身」からくるものではなく、心からの「願い」からくるものかどうかのチェックを続けていくことで、自分らしいリーダーシップ=影響力の発揮につながっていくとのこと。
自分の感情を素直に見つめながら、取り組んでみたいなと思いました。