未来は誰にもわからない。だからこそ自分でデザインする 「スタンフォード式 人生デザイン講座」
未来予測はできないけれど、デザインするたびに起こりうる未来が変わる。どうやって人生をデザインしていったら良いか、具体的なツールやワークとセットになった実用的な1冊です。
まずは現在地を知ることから
どんな未来も常に「今いる位置」から前進していきます。そのため本書ではまずは自分の現在地を把握することから始まっていきます。
具体的には、健康/仕事/遊び/愛の4つのエネルギー源が空っぽか満タンかを可視化していきます。
5つのマインドセット
現在地、そして問題が把握できたら、その問題を解決するためにデザイナーの5つのマインドセットに基づいて行動するとよいと書かれています。
5つのマインドセット
①興味をもつ(好奇心)
②やってみる(行動主義)
③問題を別の視点でとらえなおす(視点の転換)
④人生はプロセスだと理解する(認識)
⑤助けを借りる(過激なコラボレーション)
気をつける2つの問題
ライフデザインをしていく上で、次の2つの問題は考えないようにと注意が促されています。
▶︎重力問題
対処不可能な問題は、ただの状況や環境。いつまでもこだわらずに、視点を変えて行動しよう
▶︎錨問題
1つの解決策にとらわれると身動きが取れなくなってしまう。問題に立ち戻り他の視点で解決策を出し、プロトタイプを作って実践していこう
デザイン思考をどう活かす?
本書では、「仕事が楽しいのは、自分の強みを発揮し、心から熱中し、エネルギーに満ちている時」と書かれています。
自分の強みや楽しみを認識する上でも、時々立ち止まって現在地を確認することと、気になることはプロトタイプを作ってスモールステップで進めていきたいと思います。
なんだか最近仕事がつまらない、何か新しいことを始めたい、キャリアの節目の時などにオススメの一冊です。
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