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2022年上半期に読んだ本

📖今年上半期に読んだ本たち📖

同志少女よ、敵を撃て
六人の嘘つきな大学生
赤と青とエスキース
星を掬う
パンダより恋が苦手な私たち
幸せのままで、死んでくれ
たゆたえども沈まず
ハケンアニメ!  *再読
レジェンドアニメ!
最高のアフタヌーンティーの作り方
明るい夜に出かけて
一心同体だった

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今年の初めは本屋大賞ノミネート作品から気になった作品を読みました。
『同志少女~』は分厚いけど世界観に引き込まれて一気に読んでしまったし、『赤と青とエスキース』も完成度が高くて唸った。
町田そのこさんは、前作『52ヘルツのクジラたち』も辛い内容でボロボロに泣いたけど、『星を掬う』は更に重みが増した感じがしました。
このノミネート作の中だったら『六人の嘘つきな大学生』が一番好きかも!
騙し合いの連続で最後まで展開が読めなかった。

『パンダより恋が苦手な私たち』はタイトル買い。登場人物みんなキャラ立ちしてて映像化しても面白そうだと思いました。

『幸せのままで、死んでくれ』は清志まれさんのデビュー作。清志まれ=いきものがかり水野良樹さんのペンネーム。
小説を出すということで、どんな作品だろ?と思ってたら、一作目からインパクトあるやつ出してきたな~という感じ。
内容は明るい話というわけではないけれど、
心にズシズシと響く内容でした。
コラムやエッセイのときも感じたけど、読み手を引き込む力が凄い。
水野良樹さんのファンとしては、どうしても主人公と作者を照らし合わせてしまいそうになるけど、本人と重ねて読んでしまったら情緒がやられます。

『たゆたえども沈まず』は、ゴッホ展に行くのにあわせて読みました。事実とフィクションの塩梅が絶妙で本当にこんなことがあったのでは?と思わされました。

辻村深月さんはかれこれもう10年くらい大好きな作家さん。
『ハケンアニメ!』の映画を観る前に原作を再読、スピンオフの『レジェンドアニメ!』もファンにはたまらなかったです。

『最高のアフタヌーンティーの作り方』の古内一絵さんは、以前から気になっていた方。本屋で見つけたときに、素敵な表紙と気になるタイトルに思わず手にとってレジに直行してしまいました。
ホテルのラウンジが舞台。アフタヌーンティーを題材にしていて、お菓子の描写が素敵。爽やかなお仕事小説系か?と思いきや、現代の社会問題なんかも盛り込まれていて、なかなかシビアな内容でした。 

『明るい夜に出かけて』
深夜ラジオが一つのテーマになっていて、わたしも学生のときにオールナイトニッポンを聴いていたから、なんだか物語が身近に感じました。
何か大事件が起こる!とかではないんだけど、主人公が少しずつ変わっていく姿がよりリアルで良いな~と感じました。

『一心同体だった』
新刊の情報出たときから楽しみにしていた作品。山内マリコさんの小説って、出来事や出てくる固有名詞が絶妙で、まるで友達の日記を読んでいるような感覚になる。
この作品は"友情"がテーマなんだけど、「うわ~これ、分かるわ~~」ってのがいくつもあった。昔は仲良かったけど今は全然連絡とってない友達(?)のことを思い出したりもしました。
10代~40代までの物語なんだけど、自分が30代、40代になって読んだらまた感じ方が変わりそうだなって思う作品。これからもずっと大切にしたい。


積読がかなりあるので、下半期はそれの消化を頑張ります……。



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