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【法人向け】SNSアカウント運用で疲弊する前に覚えておくべきイロハのイ


インターネットやスマートフォンの普及によりあらゆる層の人間がネットに簡単にアクセスするようになった現在、SNSアカウントの運用は事業者にとってある種必須のツールの一つとなりました。

ひと昔前であればSNSやインターネットを活用した広告や売り上げ販促は真新しい販促方法の一種程度の認識でしたが今ではどの業界や事業であれ最低限の技術施策として当然とも言える文化の土壌が形成されています。

しかしながら新規事業の7割強が3年以内に撤退や倒産するのと同様に事業者や法人向けのSNS運用において効果的な活用が出来ない、うまくいかないといった声は非常によく散見されるのもまた事実です。

そこで今回は多種多様な業界のアカウント構築や運用、オンラインやオフラインでの導線設計に携わってきた一人の事業者として最低限覚えておくべきイロハのイを書き記します。


【大前提】現状の問題点や課題点は2010年代と原則的に変わらない

千と千尋は何度見ても心が洗われます

まず前提として現状のSNS活用の悩みというのは10年以上前から全くもって変わっていません。

というのも当時であればSNSではなくブログや自社メディアであっただけで
扱うツールが異なるだけで本質は全く変わらないのです。

世代毎にギャップはあると思いますが、この前提は頭に叩き込んだ上で下記に進みます。

バズや知名度、再生回数といったバイアスを外すこと


Tiktokを筆頭にいまではtoCにおいてありとあらゆるメディア露出が多くなりました。転じてバズであったり再生回数といった目先の数値やデータに拘りを持つ人間が増えたともいえます。

先の話で代入するならブログや自社メディアの月間pv数=見られた累計数
を自慢したり拘るようなものです。

分かりやすい例をあげるなら今から自分のブログをゼロから始めたとして
知名度も何もない個人が月間アクセス10万pv100万pvといったデータを叩き出せると思いますか?
また、それが継続的に続くと思いますか?と言われたらおよそほとんどの人間にとって 敷居が高すぎて無理な話だろ。。。と思うのは至極当然だと思います。

感覚のネジが明後日に飛び跳ねたSNSで置き換えてください。1から自社で運用を始めて短期間で爆速で安定した再生回数やPVを確保出来ると思いますか?

大多数に見られることは潜在顧客や見込み顧客に見られる数と比例しない



盆栽は奥が深すぎて素人には中々切り込めない領域

非常に重要なポイントです。
炎上商法のような直接的に社名や個人の名前を売ることが主題の商法以外でおよそ大半の事業者にとってSNSとは売り上げ販促を少しでも価値を生み出すためのツールに過ぎないと思います。


つまり、大多数の有象無象の人間に見られることは必ずしも売り上げに直結するとは限らないのです。

例えば自分が扱っている商材が盆栽だとしましょう。
いきなり何かの拍子でバズったり投稿が拡散されたとして見て頂いた数千人数万人の中の一体何割が盆栽を買いたい!と思うでしょうか?

歳を重ねた中年層以降ならともかく10代や20代の若者が数万数十万をかけて盆栽を買いたいと思うでしょうか?
思いませんよね。

それであれば本当に盆栽に対して興味や関心がある層に向けて明確なコンテンツや技術提供をしたほうが見込み顧客や潜在顧客にダイレクトに請求できると思いませんか?

盆栽という狭いくくりの中でPVや再生回数が増えなくなることは携わっていなくても何となくイメージが沸きますよね

過去のブログやメディアでも同じことが言えます。当時はバズといった概念やそもそも特定の記事が拡散されること自体珍しく、だからこそ
きちんと読んでくださる一人一人の顧客に向けて心血を注いでコンテンツ制作や提供をしていたのです。PVや再生回数はあくまでも上辺の数値でしかないのです。


常にユーザーファーストなコンテンツを作成すること


これはブログやライティング、グーグル関連に長いこと関わっている人間からすると基本中の基本ですが常にユーザーファーストな内容を作ることは
今まで話したどの内容よりも重要だといっても過言ではありません。

あなたという人間に魅力があって信奉しているならまだしも法人アカウントでは事業として自身が提供しているサービスや商材を提示し価値としてユーザーに感じて貰う必要があります。

押し売りの激しい営業マンと同じで、ただ延々と自己主張だけが激しい内容を見せられて購買意欲や関心が高まると思いますか?

答えはNoですよね。
ユーザーファーストな内容というのは常にユーザー側の視点、感性に則ってコンテンツを作り続けるいわば究極のコミュニケーションのようなものです。疑似憑依といっても過言ではありません(笑)
重要なことは心血を注ぐくらい顧客目線での戦略や導線を明確にすることです。大半の事業者はこの視点が足りていなかったり苦手としていることが多いです。
それも当たり前で本来他人の感性や視座から物事を四六時中考えている人間なんてそう多くはありません。筋肉と同様に優れた後天的なトレーニングが必要なのです。


出来ない部分を一つずつ明確にしていく


松葉杖は時に鋭利な武器となる

優れたプロダクトとは初めから高いクオリティのものを指すのではなく自走しながら品種改良を続けれる走らせながら考えられるものを優れたプロダクトだとIT業界ではいうことがあります。というか当たり前の話です。

現状SNS運用の拙い部分があれどまずは自走し試しながら日々反復して改良していく意識とひたむきな覚悟が必要です。
こうやってすらすら書いている私ですら最初のころはいくら文章や言語処理化が月並み以上に出来る節があったとしても苦労もしましたし、グーグルアナリティクスやサーチコンソールとにらめっこしてすすり泣いた記憶があります。

誰しもが初めは赤ちゃんです。初めから歩ける人間はどこにもいません。
沢山転びながら少しずつ自走する脚力を高めていきましょう!

一人でやるのしんどすぎる!助走つけたり補助で矯正してくれ!って方はSNSで日々活動しているのでお声掛けください。
即席の松葉杖程度でよければいくらでもぶん投げますよ。




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