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留学記:ハーバードケネディスクール

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ハーバードケネディスクールや留学に関する記事のまとめです。
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記事一覧

100年前へと巻き戻るアメリカ

トランプが再び大統領に就任し、3週間が経過した。 昨年の大統領選での彼の勝利は衝撃的では…

2024年の5つの目標の振り返り

あけましておめでとうございます。今年は数年ぶりに日本で年を越しました。日本の年越しはただ…

「教わる」ではなく「学び取る」姿勢

大学院は秋学期の授業が終了し、いくつかのレポートを残して私も冬休みに入りました。今は日本…

アメリカのキャンパスで見た大統領選の風景

長かったこの2日間を、深夜の大学図書館で思い返している。 世界が注目するこの激しい選挙戦…

ガザ戦争とハーバードと私②

前回の記事では、2023年10月7日の奇襲攻撃が、その後いかにハーバードに飛び火したのか、そし…

ガザ戦争とハーバードと私①

ちょうど1年前の10月7日、ハマスがイスラエルに対して大規模な奇襲攻撃を実行した。イスラエル…

「日本人である」という特権

留学してから、「日本人である」というのはある種の特権だという思いを強くした。 日本にいれば、「日本人であること」は当たり前なので、自分の国籍に感謝することなどない。しかし、海外で生活を送ると、そしてとりわけ他の国出身の友人たちと話すと、心底「日本人である」というのは特権であるように思えてくる。 「入国できる」という特権これまで30ヵ国近くに入国してきたが、日本のパスポートを保有していることほど心強いことはない。 良く知られた事実だが、日本のパスポートはビザなし(あるいは

1年目後半、春学期の8つの授業から学んだこと①

インドでのインターンも終わり、インド国内とアメリカを旅していました。インドは本当に気づき…

全ての社会問題に通底する「人種」の視点 ~アメリカと人種差別①~

アメリカで公共政策を学ぶ中で深く痛感するのは、アメリカという国における「人種差別」という…

日用品の買い物ほど難しいものはない

先週からインドに住みはじめた。 私は日本を含め、これまでに4か国に住んできた。期間はどれ…

学びを吸い込む場所と吐き出す場所

「ハーバード留学記」と銘打って置きながら最近あまり留学の話をしていなかったので、今日は大…

アメリカの生活や文化に驚いたこと9選

こんにちは。ボストンはようやくだんだんと暖かくなってきました。 今週は岸田首相の米議会で…

問題解決の「切り口」は学校の個性である

春学期が始まって1か月ほどたち、授業にも慣れてきました。秋学期に比べてかなり穏やかな日々…

授業で自分の「守備範囲」を意識するということ

年始から通っていたハーバードロースクール(法科大学院)の授業が今週で終わりました!移民政策や外国人労働者に関する短期集中型のセミナーでした。現在絶賛最終レポートを仕上げています💦 正直初めての他学部履修(cross-registration)だったので、授業に付いていけるか不安だったのですが、結果的にはこれまでの授業の中でもトップクラスに学びの多い充実した授業になりました。(最近Xで移民政策や外国人労働者の問題について投稿しているのはそのせいなのですが、授業の中身については