成長するチームの秘訣!BXデザイン部ツキイチ勉強会はじめました
皆さんこんにちは、マネーフォワードでBXデザイン部の部長をしているharayumiです。
BXデザイン部では、2023年秋より「BX勉強会」という取り組みを発足しました。
今日は会を始めた理由と開催内容をご紹介します!
「BX勉強会」とは?
BXデザイン部のメンバーが月に一度、皆で同じテーマについて勉強する会です。
ブランディングやコミュニケーションデザインに限らずにテーマを設定。
各回ごとにメンバーが講師 or ファシリテーションを行い、ワイワイ学び合います。
なぜ勉強会を始めようと思ったのか
もしかしたらインハウスあるあるかもしれないのですが、BXデザイナーやコミュニケーションデザイナーは扱う媒体が多岐に渡ることもあり、割と経験を積んだメンバーが集まる傾向にあります。
かくいう私も、2022年にマネーフォワードに入社した時点でデザイナー17年目😳
経験を積んでいるならではの強みはたくさんありますし、ある日CDOのセルジオさんに「BXデザイン部はアベンジャーズだよね〜」なんて言われて思わず笑みがこぼれたりした日もありました。
一方で「この状態って永遠なんだっけ…?」という、得体の知れぬ不安のような、恐怖心のようなものも、私の心の片隅には常にありました。
みんな似ているようで微妙に違うバックグラウンド……私はそのナレッジを最大限循環させられている?
キャッチアップ力が鈍っている気がする……けどその原因って本当に忙しさなのか?
既存の経験と知識で大体のことはどうにかできちゃうが……その繰り返しでいいんだっけ?
プロフェッショナルとは?
悩んだらカルチャーに立ち戻る、と決めている私は、弊社のCulture Deckを改めて眺めてみました。
マネーフォワードのカルチャーのひとつに「Professional」があります。
――絶えず成長し、最高の結果を出すために、プロとして高い意識をもってやり抜こう。
これだ!
特にこの前半「絶えず成長し」の部分。
身長はさておき、知識面の成長は誰しもが伸びしろだらけのはず。
デザイナーとしてプロフェッショナルであり続けるために、経験値など関係なく、好奇心を持って深く学び続ける、そんなカルチャーをもっともっと醸成させよう。
好奇心のアンテナをピカピカに磨き、感度マシマシにしようじゃないか。
そう思った私は、部のメンバー全員が集まって、自主勉強だと能動的に手が伸びなさそうなジャンルも含めて学ぶ機会を作ることにしました。
「BX勉強会」で期待する効果は以下の4つです。
情報感度の向上、知識のアップデートもしくはリスキング
食わず嫌い系のテーマにもタッチして、引き出しと可能性を増やす
交代で講師を担当することで、場の設計とファシリテーション能力を上げる
何よりも学びを実務に活かし、デザインで新しい挑戦をし、インパクトの大きい動きに繋げる
さて、どうやろう
やると決めたらスケジューリングです。
どんな内容を、どんなペースで勉強すれば良いか・・・
当時入社したてホヤホヤだったメンバーでマネージャー経験もあるosamuさんを巻き込み、一緒にベースを設計し、運営をお任せしました。
(新メンバーも全力で頼る系マネージャー、こと私😏)
実施までの検討事項やメモを少し紹介してみます。
そして落ち着いたのがこの形態です。
月に1回90分
1テーマ40分 x2回で1セット(バッファ10分)
講義系とWS・実技系の2つを組み合わせてバランス良く
テーマは定期的に部のメンバー全員で発散し合って決めていくのですが、開始から半年が経ち、これまでやったテーマもだいぶ溜まってきました。
これまでやった勉強会
アクセシビリティ
2024年4月の法改正内容の理解
デジタル庁のウェブアクセシリビリティガイドブック輪読会
動画
Premiere Proを使ってプロダクトの操作説明動画を作る
STUDIOで実装できるマイクロインタラクション
Figmaプロトタイプ → Lottie → STUDIO連動によるインタラクション制作
ブランディング
ブランド想起の実体験ワーク
ブランドエクイティの体感ワーク
企業マスコットの事例研究
ビジネス
ビジネス指標の理解
身近なテーマでKPIツリーを作ってみる
生成系AI
FireflyやStable Diffusionを用いた画像生成
特定のトンマナで画像生成を再現するためのプロンプト研究
最近使ったツール共有
顧客理解
顧客の業務特性の違いからデザイン表現の幅を導き出す
簿記
これからやりたいテーマもてんこ盛りですが、こっちは紹介するととんでもない量になってしまうので割愛します😂
感じている効果
学んだことを即実務で具体的に大活用!というのはなかなか難しいですが、それでも目に見える効果を感じています。
知識としてわかっていたことを体感したり、またはその逆の現象が起こった結果、そのテーマへの解像度が一段階上がり、興味関心が高くなる
→ そして学びのループへ自分にとって専門外だと思っていたことに触れて、意外な面白さや、自分でも割とできることに気付き、越境時のコミュニケーションコストが下がる
→ 更なるプレゼンス発揮へ学んだことを社内発信することで「これBXメンバーができるんじゃない?」と感じてもらえ、従来では巻き込まれなかったであろうプロジェクトを担当する機会が誕生する
→ そして学びのループと更なるプレゼンス発揮へ
おわりに
私個人で言うと、Flash衰退と同時に遠ざかっていたベクターアニメーションの面白さに再び触れ、マネージャー業務の隙間にFigma、Premiere、Lottieあたりを夢中でいじくっている最近です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、マネーフォワードに少しでも興味を持っていただけた方がいれば、ぜひ下記のリンクからお気軽にご連絡ください
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?