ベートーヴェンを毎日聴く241(2020年8月28日)
『ベートーヴェン/6つのレントラー WoO15』を聴いた。
レントラーは3拍子の南ドイツ地方の民族舞曲。
この作品がどのような目的で作られたのか、よくわからない。宮廷の舞踏会用の舞曲も作っていたベートーヴェン。この素朴な作風の舞曲は、もしかしたら、もっと庶民的な行事、例えばハイリゲンシュタットなど、訪れていた農村のお祭りなどのために作ったのかもしれない。宮廷の舞踏会なら人数が多い、華やかな管弦楽によるものだろう。しかし、これはヴァイオリン2本とコントラバス1本という少人数で演奏されるという大きさもそれを裏付けるものかもしれない。
楽しげな農村のお祭り、そこでの踊りが目に浮かぶような舞曲である。
atimediaによるPixabayからの画像